17インチの大画面 折りたたみPC!!
ASUSのZenbook 17 Fold OLEDがすごい!!
画像:ASUS公式サイト
折りたたみスマートフォンのサムズン Galaxy Foldシリーズを始め、折りたたみディスプレイを搭載した製品が徐々に注目を浴びてきています!
そんな中、トリッキーで挑戦的なノートパソコンを発売し続けるASUSから、
広げると17インチになる、大型の折りたたみ有機ELディスプレイを搭載したパソコン、
「Zenbook 17 Fold OLED」が発表されました!
画像:ASUS公式サイト
Lenovo(レノボ)が昨年に13.3インチの折りたためるパソコン「ThinkPad X1 Fold」を発売しましたが、どうにもCPUが力不足でネットのレビューでも評判はイマイチでした。
レノボのThinkPad X1 Fold(画像:レノボ公式動画)
今回発表されたASUS Zenbook 17 Fold OLEDは、第12世代Core i7 Uシリーズを搭載とのことで、スペックはかなり高いようです!
また、広げると17.3インチの大画面PCあるいはタブレットで、折りたたむと12.5インチのノートパソコンとなり、ThinkPad X1 Foldよりもかなり大画面となっています。
僕自身、昨年にGalaxy Z Fold3を購入して折りたたみディスプレイの魅力にハマってしまい、このASUS Zenbook 17 Fold OLEDも非常に興味がわいてきました。
ASUSは2画面搭載のノートPCや、最近はほとんどのモデルを有機ELにするなど、非常に挑戦的なメーカーです。
2画面ノートPC「ZenBook Pro Duo 15 OLED UX582LR」、画像:ASUS公式サイト
ASUS Zenbook 17 Fold OLEDはいったいどんなパソコンなのか、詳細を見ていきましょう!
折りたたみディスプレイは、ガジェット好きはワクワクするね!
この大画面折りたたみPCも欲しくなる!
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Zenbook 17 Fold OLED のスペック
Zenbook 17 Fold OLEDのスペックを表にしました!
項目 | Zenbook 17 Fold OLED |
発売 |
2022年中頃(予定) |
型番 | UX9702 |
メーカー | ASUS |
PCタイプ | タブレット |
画面 | 17.3インチ 折りたたみ式 有機EL 応答速度0.2ms、ピーク輝度 500nits、DCI-P3 色域100%、1,000,000 : 1、HDR True Black 500、PANTONE検証済み、グレア |
解像度 | 2560 x 1920(4 :3) |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | 第12世代 Core i7-1250U Processor 1.1 GHz (12M Cache, up to 4.7 GHz, 2P+8E cores) |
GPU | インテル Iris Xe グラフィックス |
メモリ | 16GBLPDDR5 オンボード(最大16GB) |
ストレージ | SSD 1TB M.2NVMe PCIe 4.0 |
無線LAN | Wi-Fi 6E(802.11ax) |
インターフェイス | Thunderbolt 4 x2 (USB Type-C) (ディスプレイ、電源供給をサポート) 3.5mmオーディオ端子x1 |
Bluetooth | Bluetooth V5.2 (デュアルバンド) |
キーボード&タッチパッド | ソフトキーボード、1.4mm Key-travel |
カメラ | 500万画素カメラ(Windows Helloをサポート、IR機能搭載) |
オーディオ | Smart Amp Technology 内蔵スピーカー(CortanaおよびAlexa音声認識をサポート) 内蔵アレイマイク harman / kardon(Premium) |
Office | Microsoft 365 Personal(1年間) |
バッテリー | 75WHrs、4S1P、4セルリチウムイオン電池 |
電源 | USB Type-C、65W ACアダプター 出力:20V DC、65W 入力:100-240V AC 50/60GHzユニバーサル |
サイズ | 37.8×28.76×0.87~1.17 cm |
重量 | 1.65 kg |
カラー | Tech Black |
価格(税込) | 未発表 |
画像:ASUS公式サイト
全体的なデザインは、Lenovoの折りたたみディスプレイPC「ThinkPad X1 Fold」とかなり似ています。
物理キーボードを折りたたみの半分側に載せることで、ノートPCのようになるギミックも同じですね。
画像:ASUS公式サイト
なんといっても最大の特徴は17.3インチの大画面 折りたたみ式有機ELディスプレイ!
解像度は2560×1920で、アスペクト比は4:3というのが使いやすそうです。
折りたたんだ時は12.5インチ(3:2)となり、この状態でも同じく使いやすそうです。
CPUは第12世代Core i7-1250Uを搭載しておいるので、スペックは問題ないでしょう。
GPUは内蔵グラフィックスですが、インテル Iris XeなのでローエンドのGPUより高性能なので、フォートナイト程度なら画質を落とせば十分プレイできますね。
メモリは16GBのオンボードで増設はできないようです。
まあ、16GBあればかなり重い作業をしない限りは問題ないでしょう。
ストレージは1TBで、M.2NVMe PCIe 4.0なので容量・速度も十分ですね。
ただ、一番気になるのはその重さ。
本体は1.65 kg、キーボードも合わせると1.99 kgになるようです。
折りたたみという性質上、やはり持ち歩いて使いたいですが、2kgはちょっとキツイですね、、、。
あと、稼働時間も気になるところです。
バッテリーは75Whrで、一般的なノートパソコンよりも大容量ですが、17インチの大画面で、しかも有機ELは液晶よりも消費電力が大きいです。
実稼働時間がどれくらいになるんでしょうか。
他にも全体的なスペックはハイスペックノートPCレベルで、なかなか盛りだくさんなのでもっと詳しく見ていきましょう!
ノートPCとしてはなかなかのハイスペック
大きなディスプレイは作業しやすそう!
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Zenbook 17 Fold OLED の特徴
大画面17.3インチのフォルダブルディスプレイ
画像:ASUS公式サイト
Zenbook 17 Fold OLEDは、なんといってもフォルダブル(折りたたみ可能)ディスプレイ!!
昨年、Lenovoが13.3インチの折りたたみディスプレイのPC「ThinkPad X1 Fold」を発売しましたが、Zenbook 17 Fold OLEDは17インチというかなり大型ディスプレイです。
17インチの折りたたみディスプレイはかつてなかったですね!
解像度は2560×1920ドットで、185ppiですので超高解像度とは言えませんが、パソコンとしては十分な解像度です。
そしてポイントが高いのが、アスペクト比が4:3で画面を縦にも広く使えるところですね。
折りたたむと12.5インチになり、アスペクト比は3:2でこれも使い勝手いいですね。
重さは1.65kgで、付属のキーボードを付けると1.99kgとほぼ2kgになります。
17インチの大画面を半分に折りたたんで持ち運べるというのは大きなメリットで、公式サイトにも紹介されていますが、僕自身、ノートPCをよく持ち運びますが2kgはなかなか思いですね~。
カバンには入れやすいけど、実際にはかなりずっしりと重さを感じると思います。画像:ASUS公式サイト
有機ELでHDR対応、DCI-P3の色域100%、PANTONEの検証済みなので、画面のキレイさはかなり期待できそうです。
また、応答速度は0.20ms、リフレッシュレート60Hzなので動画やゲームでも違和感なく使うことができます。
また、気になる折りたたみの耐久性ですが、3万回のテストに耐えているとのことです。
例えば毎日20回折りたたみしても1500日、約4年以上は大丈夫という計算になりますね!
ただ、折りたたみディスプレイで最も気になるのは「折り目」!!
Galaxy Z Fold3を使っていますが、やはり折り目が分かるので気になるんですよね。
Zenbook 17 Fold OLEDは、YouTubeでおそらくモックアップと思われる本体でのレビューがありましたが、光の当たり具合で折り目が少しわかる感じでした。
実機では折り目がどれくらい目立つのか、非常に気になるところです!
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デスクトップやノートPCなど、いろいろなモードで使える
Zenbook 17 Fold OLEDは、単純に画面が折りたためるだけでなく、広げた時と折りたたんだ時で、さまざまな利用モードにできるのがめちゃくちゃ大きな魅力です!
画像:ASUS公式サイト
専用のBluetoothキーボードが付属しており、広げた状態ではデスクトップPCのように使えます。
このとき、背面にはキックスタンドが内蔵されているので自立できるようです。
画像:ASUS公式サイト
折りたたんだ時に手前側にソフトウェアキーボードを表示して使うだけでなく、付属のBluetooth接続キーボード「ErgoSense Bluetooth keyboard and touchpad」を使ってノートPCのように使えます。
ちょっと文字を打ちたいときにはソフトウェアキーボードで、しっかり打ちたいときはノートPCモードと、使い分けが可能です。
専用キーボードにはタッチパッドも搭載されているので、ノートPCと全く同じように使うことができます。
広げた状態の本体のみで、大画面のタブレットとしてももちろん使えますし、少し折り曲げることで、本のようなスタイルで使うこともできます。
アスペクト比も本に近いので、電子書籍の雑誌なども見やすそうですね。
ただ、本体だけでも1.6kgあるので、公式サイトの写真のように片手で持つのはちょっと厳しいでしょう。
画像のように片手で持つのは難しそう。画像:ASUS公式サイト
また、折りたたんで本体を置き、Bluetoothキーボードを併用する「拡張モード」で使うことで、利用シーンは更に広がります。
画像のように片手で持つのは難しそう。画像:ASUS公式サイト
いろいろなモードで使えるのが、ガジェット魂をワクワクさせるね!
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クアッドスピーカーやDolby Atmos対応
画像:ASUS公式サイト
Zenbook 17 Fold OLEDは、ディスプレイだけでなくサウンドにも力を入れています。
4か所にスピーカーを配置したクアッドスピーカーを採用しているので、おそらく画面を縦、横のどちらに向けてもきちんとステレオになるのではないでしょうか。
また、ASUSのパソコンでよく採用されている、有名なオーディオメーカー harman/kardon(ハーマンカードン)の認証を受けています。
更に、Dolby Atmosの認証も受けているので、映画などのサウンドを立体的に聴くことができます。
ノートPCでは、ディスプレイがきれいでも音がスカスカということがよくあるので、画面のキレイさだけでなく音質もしっかりしている方がいいですね。
特に、オンライン会議が当たり前になった現在では、モバイルPCの音質はこれまでよりも重要視されています。
クアッドスピーカーで音質にこだわったのはポイントが高い!
いつもイヤホンを使うわけではないので、本体の音質は結構重要
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他にも機能がてんこ盛り
Zenbook 17 Fold OLEDは、ディスプレイとサウンド以外にも機能が盛りだくさんです!
内蔵カメラは、500万画素でノートPCとしてはかなり高画質です。
PCに内蔵のカメラっていまだに100万画素未満とか、逆によくそんな低画質なカメラあるな💦っていうレベルのものが多いです。
200万画素で高画質というレベルです。
また、赤外線カメラを搭載しており、Windows Helloに対応した顔認証が使えます。
カラーセンサーも搭載しており、周囲の光レベルに応じて画面の明るさと色温度を調整してくれます。
画像:ASUS公式サイト
拡張ポートはUSB Type-CのThnderbolt 4が2端子のみなのはちょっと寂しいですね。
充電端子も兼ねているので、充電しながら使う場合は残り一つだけになってしまいます。
ただ、場所が違う側面にあるので縦置きと横置きのどちらでも使いやすくはなっています。
画像:ASUS公式サイト
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価格は?
Zenbook 17 Fold OLEDの価格はまだ発表されていません。
ただ、折りたたみディスプレイで17インチ、第12世代Core i7 というハイスペックから考えると、かなり高価格になると考えられます。
LenovoのThinkPad X1 Foldが、発売時で30万円でした。
Zenbook 17 Fold OLEDは画面も大きく、ハイスペックなので、40万円は超えてきそうですね💦
25万円とかなら激安なんですが、、、。
ThinkPad X1 Foldはスペックが物足りなかったので、Zenbook 17 Fold OLEDはかなり興味があるのですが、さすがに40万円はムリです💧
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【まとめ】17インチの折りたたみディスプレイPC
ASUS Zenbook 17 Fold OLED
- 17.3インチの折りたたみ有機ELディスプレイ
- 折りたたむと12.5インチのノートPCになる
- 第12世代Core i7でハイスペック
- 物理キーボード付属
- クアッドスピーカー搭載
- 500万画素カメラ&赤外線カメラ
- 本体1.65kg、キーボード込みで1.99kgと重め
スマホでは折りたたみディスプレイがじわじわ~っと売れてきていますが、パソコンではまだまだ始まったばかりです。
「大画面をコンパクトに持ち運ぶ」というのは、誰もが求める理想だと思うので、折りたたみディスプレイはそれを実現する一番現実的な方法です!
スマホもそうですが、折りたたみディスプレイはまだまだガジェット好きのようなアーリーアダプター向けで、価格が高いです。
しかし、一般層にも広がる可能性を十分秘めていると僕は思います!
折りたたみディスプレイ搭載機器はロマンの塊ですね!
Zenbook 17 Fold OLEDもおそらくかなり高額商品になると思いますが、気になる方はチェックしてみてください!
折りたたみディスプレイはロマン!!
高くて買えないだろうけど、実機は触ってみたい!
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