ヘッドホンタイプの新モデル
「WH-1000XM5」を購入したのでレビューしました!!
SONY WF1000XM4レビュー!!
音質やノイキャンを徹底評価!!
今や非常にたくさんのメーカーから発売されている「完全ワイヤレスイヤホン」。
中国メーカーやゲオの激安モデルから、数万円のモデルまで盛りだくさんです。
そんな中でもアクティブノイズキャンセリング機能(ANC)を搭載した、AppleのAirPods Pro、ソニーのWF-1000XM3は圧倒的な人気です!
今回、ソニーの最上位のANC搭載完全ワイヤレスイヤホンWF-1000XM3の後継機、
『WF-1000XM4』を購入したので、
その音質やノイキャン性能などをバッチリレビューしました!
旧モデルのWF-1000XM3、ライバルのAirPods Proとも比較しましたので是非ご覧ください!
待望の新モデルを購入!
完成度の高かった前モデルからどうなったのか!?
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👇 WF-1000XM4のスペックなどの紹介記事もご覧ください!
開封・外観 レビュー
開封・外観
それでは開封していきましょう!
WF-1000XM4では、プラスチックを用いない再生紙によるエコパッケージとなっています。
そのあまりの小ささに驚きました!
左が新モデル、右が旧モデルのパッケージ
フタを開けると本体が登場!
その下には取説などの紙類が入っています。
さらにその下にはイヤーピースのSとLサイズ、充電用のUSB-Cケーブルがあります。
本体と付属品一式です。
コンパクトな箱にすごい詰め込まれてますね~。
本体を見ていきましょう!
充電ケースです。
マットなブラックでシンプルですが、肌触りもよく、金色のSONYロゴで高級感があります。
大きさはかなり小さくなりました!
比べてみると一目瞭然ですね。
左:WF-1000XM4、右:WF-1000XM3
AirPods Proとも比べてみました。
AirPods Proは更にもう一回り小さいですね。
左:WF-1000XM4、右:AirPods Pro
背面には充電用のUSB-C端子があります。
また、ワイヤレス充電のQi(チー)にも対応しました。
底面は平面になっており、自立できます。
意外と自立できるはいいんですよね。
次に、イヤホンを見ていきましょう!
丸みを帯びたデザインになりました。
こちらもマットな肌触りで、金色のアクセントが高級感を出しています。
再生や停止などの操作はタッチセンサー方式です。
側面の円形部分がセンサーになっています。
イヤーピースが一般的なゴム製ではなく、スポンジのようなフォームタイプになりました。
指でつぶすと、クシャっとなりますが数秒で元に戻ります。
フォームタイプのイヤーピース。指でつぶすとクシャっとなる(下の画像)が数秒で戻る。
旧モデルWF-1000XM3と比べてみました。
正面から見ると新型の方が小さいですが、厚みは旧モデルが薄いですね。
左:WF-1000XM4、右:WF-1000XM3
しかし、実際に耳に装着すると旧モデルは結構耳から飛び出るのですが、新モデルではそれが軽減されています。
AirPods Proとも比べました。
AirPods Proの方がまだまだ小さいですね。
左:WF-1000XM4、右:AirPods Pro
質感はかなり高い!
旧モデルより小さくなった!特に充電ケースの小型化はポイント高いね!
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操作感
操作はタッチセンサー式です。
音楽の再生・停止、次の曲・前の曲、通話受話、ノイキャンのオンオフなど一通りの操作が可能です。
音量調節ができないのはちょっと残念ですね。
タッチセンサー式は物理ボタンに比べて誤操作が起こりやすいです。
特に、耳に装着するときにセンサーに触れてしまうことが多く、WF-1000XM4でもその点は同じです。
旧モデルは本体が大きく、センサー部分が狭かったので装着時の誤操作は少なかったですが、新型はコンパクトになったため誤操作しやすくなったのは欠点ですね。
旧モデル(左)は本体が大きいが、センサーに触れにくいので誤操作しにくかった。
とはいえ、格安イヤホンにありがちなタッチセンサーの反応の悪さなどはなく、タッチセンサーとしては操作性はよい方です。
デザインが丸くコンパクトになった弊害としてもう一つ、装着の上下が分かりにくい点があります。
最初、どういう向きで耳に装着するのか分かりませんでした💦
(何度か装着すると慣れますが)
この形から、上下どういう向きに装着するかは分かりにくい。
これが正解。
小さくなった弊害で、誤操作しやすくなり、装着の上下が分かりにくくなった。
ただし、慣れれば大きな問題じゃないね。
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音質&機能 評価・採点!!
(AirPods Pro, WF-1000XM3とも比較)
それでは、QuietComfort Earbudsを実際に使ってみて、機能性のチェックや、音を実際に聴いた音質評価をしました!
やはり音質は一番気になりますよね。
ライバルモデルの アップル AirPods Pro、 ソニー WF-1000XM3と比較しました!
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外観・機能評価
外観や機能性について、僕自身が感じた評価を表にしました。
あくまでも僕一個人の主観であることをご理解くださいね。
項目 | SONY WF-1000XM4 |
SONY WF-1000XM3 |
Apple AirPods Pro |
デザイン | マットな肌触りで高級感がある | 高級感があるが、少し大きい | Appleらしいシンプルで秋の来ないデザイン AirPodsよりも「うどん」部分が短くなり、コンパクトになった。 |
フィット感 | M3より本体が小さくなり、フィット感は高くなり、安定している |
本体が大きいので、イヤーピース選びは重要。 適切なイヤーピースを選べば密着感はあり、安定している。 |
適切なイヤーピースを選べば、密着感が高く、安定している。 |
ノイズキャンセリング性能 | ノイキャン性能はかなり高い。 車のエンジン音を10としたとき、2くらいに小さくなる。 全音域で強いキャンセル。 人の話声も結構小さくなる。 |
ノイキャン性能は高い 車のエンジン音を10としたとき、3~4前後くらいに小さくなる 中高音のキャンセルは控えめで、人の話し声はそれなりに聞こえる。 |
ノイキャン性能はかなり高い。 車のエンジン音を10としたとき、2くらいに小さくなる。 全音域で強いキャンセル。 人の話声も結構小さくなる。 |
遮音性 | フォームタイプのイヤーピースになり、密着性が高く遮音性は高い |
カナル型なので遮音性は高い |
カナル型なので遮音性は高い |
音漏れ | ほとんどない | ほとんどない | ほとんどない |
携帯性 | 充電ケースがコンパクトで、ズボンのポケットにも入れられる | 充電ケースが大きく、ズボンのポケットに入れると目立つ。 | 充電ケースがコンパクトで、ズボンのポケットにも入れられる。 携帯性はかなり高い。 |
イコライザ | 専用アプリでイコライザーを調整できる。 プリセットも豊富。 DSEE XTREMEによるハイレゾ変換、CLEAR BASSによる低音増強など可能。 どのプレイヤーアプリでもイコライザーは有効になる。 |
専用アプリでイコライザーを調整できる。 プリセットも豊富。 DSEE HXによるハイレゾ変換、CLEAR BASSによる低音増強など可能。 どのプレイヤーアプリでもイコライザーは有効になる。 |
iPhone標準のプレイヤーやApple Musicではイコライザーが使えるが、他のアプリで再生する場合は使えない。 |
アプリについて | 機能が非常に豊富 逆に使いたい機能を見つけるのに手間取る すべてのイヤホン/ヘッドホン専用アプリで最も多機能と思われる。 |
機能が非常に豊富 逆に使いたい機能を見つけるのに手間取る すべてのイヤホン/ヘッドホン専用アプリで最も多機能と思われる。 |
iOSにノイキャンのオンオフなどの設定が内包されている。 「空間オーディオ」機能がiOS14から搭載され、映画などの5.1ch、7.1ch、Dolby Atmosをバーチャルで再現できる。 |
デザイン:デザインは旧モデルのWF-1000XM3から大きく変わり、コンパクトになりました。
全体的な質感はマットな触り心地で、安っぽさはありません。
単純な見た目は旧モデルの方がカッコイイかなと思いますが、耳への収まりが新モデルの方がよく、耳から突き出る部分も小さいのがいいですね。
また、充電ケースが旧モデルよりも圧倒的に小さくなったのが嬉しいです!
シンプルなデザインで悪くないです。
フィット感:耳への収まりがよくなり、フィット感は高いです。
旧モデルでは耳から突き出てしまい、耳から外れやすかったのですが、それが改善されています。
フォームタイプのイヤーチップも耳への密着感が高く、安定感の向上に寄与しています。
ノイズキャンセリング性能:別項目に詳しく書きました。
音漏れ:X JapanのSilent Jelousyを少し大きめで再生したとき、音漏れはほとんどありませんでした。
電車の中でも安心して音楽を聴けます。
携帯性:充電ケースがかなりコンパクトになりました。AirPods Proと比べるとまだ一回りほど大きいですが、十分小さいです。
小さなカバンに入れるのも、ズボンのポケットに入れるのもジャマになりません。
イコライザー:イコライザー機能は非常に充実しており、デフォルトでもたくさんのパターンが用意されています。もちろんカスタマイズでも登録できます。
また、低音だけを強くするClear Bassを組み合わせることもできます。
大きなポイントとして、アプリで設定したイコライザーは、他の音楽再生アプリすべてに反映されることです。
たまにそのアプリで再生する場合のみイコライザーが反映されるものがありますが、そういったことがありません。
一点気になったのが、圧縮音源をハイレゾ相当にアップコンバートしてくれるDSEE XTREMEをオンにすると、数秒おきに「ボワンッ」と風切り音のような音がなってしまいます(iPhone XS Max接続時)。
Androidウォークマン NW-A105では発生しませんでした。
ノイキャンをオフにしても変わりません。
音楽を再生していると発生しない(あるいは分からない?)のですが、音楽を停止していると必ず発生します。
サポートに問い合わせしましたが、iPhone側の問題との回答でした、、、💧
アプリ:非常に高機能なアプリで、さすがソニーといったところでしょう。
イコライザーだけでなく、ノイズキャンセリング、外音取り込み、DSEE HXによるハイレゾ変換、スピーク・トゥ・チャット、アダプディブサウンドコントロールの設定が可能です。
また、タッチセンサーの操作項目をカスタマイズすることもできます。
立体音響技術の360 Reality Audioの最適化も、このアプリで行います。
👇 360 Reality Audioのレビューはこちら!
かなりコンパクトになり、装着感もよくなった!
そして相変わらずの高機能っぷり!
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ノイズキャンセリング評価
音質の次に気になるのは、やはりノイズキャンセリング性能ですね!
旧モデルやAirPods Pro、BOSEと比べてどうなのでしょうか?
結論として、ノイキャン性能は非常に高いです!!
旧モデルのWF-1000XM3よりも明らかにノイキャン性能はいいです!
旧モデルのWF-1000XM3では、僕の中ではノイキャン性能はアップル AirPods Pro、BOSE QuietComfort Earbudsに次いで3番目でした。
しかし、新型のWF-1000XM4はアップルとBOSEと同等の甲乙つけがたいノイキャン性能になっています!
実際に電車の中や、車が多く走る道路で試しましたが、かなりの騒音を消してくれました。
環境ノイズを10としたとき、ノイズキャンセルしたときの数値は次の通りです。
(あくまでも僕の主観による感覚です)
- ソニー WF-1000XM4は、2くらい
- ソニー WF-1000XM3は、3~4前後
- アップル AirPods Proは、2くらい
- BOSE QuietComfort Earbudsは、2くらい
(AirPods Proより若干強いかも)
また、ノイキャンがオンとオフでの音質の差はWF-1000XM3に比べてかなり少なくなりました。
それでもやはりノイキャンオフの方が若干やせた感じの音に聴こえます。
AirPods Proはノイキャンオン・オフでほとんど音に違いがないですね。
また、外音取り込み(アンビエントサウンドモード)では、WF-1000XM3よりもかなり自然になり、イヤホンを装着していないかのような感覚を感じます。
しかしこれについてもAirPods Proの方がより自然な外音取り込みです。
また、新たに追加された「自動風ノイズ低減」では、一定時間風切り音があると前面のマイクをオフにして風切り音を低減します(実際に扇風機を顔に当てて実験しました)。
しかしAirPods Proではそもそも風切り音がほとんどないんですよね。
外音取り込みや風切り音など、マイクの使い方はアップルの技術の方が上なのかもしれません。
これまで、音質とノイキャン性能の高さが両立していたBOSE QuietComfort Earbudsをメインに使っていましたが、WF-1000XM4は更にイコライザも使えて機能も充実しているので、今後はメインになりそうです!
これまで、AirPods Proのノイキャン性能がかなり高いと感じていたけど、SONY M4も同等かそれ以上!!
しかも音質がいいんだから、かなりすごい!
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音質評価
WF-1000XM4で実際に音楽を聴いての音質評価です!
音質について採点しました。
ノイキャン性能と同じく、かなり気になるところですね。
音質も旧モデル WF-1000XM3、アップル AirPods Pro、と比較しました!
音質評価に使った曲・条件
・Silent Jealousy(2014 Remaster)(X Japan)
・Bohemian Rhapsody (2011 Mix)(QUEEN)
・Can You Keep A Secret? (2018 Remastered)(宇多田ヒカル)
すべてFLAC 96kHz/24bit
プレイヤー:iPhone XS Max、Walkman NW-A105
それぞれ、最も高音質なコーデックで接続
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項目 | SONY WF-1000XM4 |
SONY WF-1000XM3 |
Apple AirPods Pro |
バランス | 好みがあるので採点なし | 好みがあるので採点なし | 好みがあるので採点なし |
かなり低音寄り | かなり低音寄り | 高~低までバランスよし |
|
高音の音質 | 8 | 7 | 6 |
M3と同様に若干の頭打ち感はあるが、音圧はある | 若干の頭打ち感がある もう少し高音のパワーが欲しい |
頭打ち感がある |
|
中音の音質 | 8 | 7 | 7 |
バランス的に低音のゲインが高いが、中音域もよく出ている M3より音圧があり、音が前に出てくる感じ |
バランス的に低音のゲインが高く、中高音が抑えられている感じ | クリアな音質 キレイにボーカルも聴こえるが音圧は弱い感じ 曲の中でガツンとくるところに、もう少し来てほしい |
|
低音の音質 | 9 | 8 | 7 |
ただ強いだけではなくキレイな低音 輪郭もはっきりしており、いい感じ |
ただ強いだけではなくキレイな低音 輪郭もはっきりしており、いい感じ |
低音は弱いが、スカスカしてるわけではない その分スッキリと聴こえて聴きやすい |
|
解像感 | 8 | 7 | 7 |
音に厚みがあり、解像感も高い | 音質自体はいいが、少しぼやけた感じ 低音にゲインを寄せすぎているためかも |
完全ワイヤレスイヤホンとしては解像感は良い方 全体的に、スッキリした印象 |
|
合計 (100点換算) |
33/40点 (82.5/100点) |
29/40点 (72.5/100点) |
27/40点 (67.5/100点) |
採点は10点満点
結果から書きますと、
WF-1000XM4は、
かなり音質がいいです!
旧モデル WF-1000XM3より、かなりよくなっています!
音のバランス:ソニーらしい低音寄りのバランスですが、安っぽいこもった感じがありません。
中高音もよくでており、ロックなどで低音重視の曲と相性バッチリです。
音質:完全ワイヤレスイヤホンとしては、音質は非常にいいです!
旧モデル WF-1000XM3の音質も決して悪くはないのですが、Bluetoothワイヤレス独特のノイジーさや音のやせがありました。
しかし新モデルWF-1000XM4では音に厚みがあり、かといってボワついた感じもなくかなり良い印象です。
音圧もアップしており、音がバンッと前に出てくる感じがあります。
過去のレビューでも感じているのですが、LDACとそれ以外のコーデック(AAC、SBC)との音質の違いは正直感じません。
(これは僕の耳の性能のせいかもしれません)
解像感:完全ワイヤレスイヤフォンとしては解像感は高いです。
旧モデルWF-1000XM3よりもノイジーさが減って、なめらかさが高くなりました。
これまで、ソニーは解像感ではApple、BOSEに負けていましたが、WF-1000XM4はかなりよくなっています!
旧モデルよりも音質はかなりよくなった!
さすがソニー!
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【まとめ】ソニー「WF-1000XM4」レビュー!!
音質を評価・採点!
かなり売れた大人気のモデル、ソニー WF-1000XM3の後継機、
『WF-1000XM4』を購入したのでレビューしました!
デザインも大きく変わった注目の完全ワイヤレスイヤホンです!
【ここがイイ!ポイント】
- 本体も充電ケースも小型化され、使いやすくなった
- 完全ワイヤレスイヤフォンで初のLDAC対応
- 旧モデルよりも音の厚みが増し、音質がよくなった
- アクティブノイズキャンセリング性能が非常に高い
- 先進的な機能を多く搭載
【ここがイマイチ!ポイント】
- 本体デザインが丸くなったため、上下の装着向きが分かりにくい
【こんな人にオススメ!】
- 高音質な完全ワイヤレスイヤフォンが欲しい人
- 高いノイズキャンセリング性能を求める人
- 高機能なイヤホンが欲しい人
旧モデルで問題だった大きさや、音の厚み・解像感などを改善した、かなり完成形に近い完全ワイヤレスイヤホンです!
ハイレゾに立体音響も搭載し、ここまでくると次のモデルはもうすることがないんじゃないかと思ってしまうレベルですね。
弱点らしい弱点の見当たらない、すごい完全ワイヤレスイヤホン
WF-1000XM4は注目です!
正直、旧モデルからここまで更によくなってくるとは思わなかった!
ホントにすごいイヤホン!
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