SONYの電気自動車!!
「VISION-S」(ビジョンエス)
ゲーム機のプレイステーション、スマホのエクスペリアなどを手掛けるSONYが、アメリカ合衆国で行われたCES2020で、
電気自動車のコンセプトカー「VISION-S」(ビジョンエス)
を発表しました!!
ソニー初の自動車は、近い将来に本格化する自動運転の安心・安全を実現する為の「Safety Cocon」がコンセプトです。
「Safety Cocoon」は、CMOSやToFといったセンサー、AI、次世代高速通信5G、クラウド技術などの最新技術を駆使し、車体の周囲を360°監視、バックでの駐車時の運転アシストを行なったりと自動運転を快適にするものです。
安全な自動車というだけでなく、ソニーの強みである音楽、映像といったエンタメにも注力し、立体的な音楽空間を楽しめる「360 Reality Audio」。
車内幅いっぱいの「パノラミックスクリーン」といった装備で、車内では退屈することなくコンテンツを楽しむことができます。
まるで自宅のリビングにいるような快適で安全性も徹底された、新しい近未来的な乗り物です!
ついに家電メーカーが自動車業界に参入か!?
今や車はIT技術の塊だからね!!
VISION-S の特徴
33個のセンサーを搭載し、安全性を徹底。
13個のカメラ、CMOSイメージセンサーなどのセンサー類が20個、計33個センサーを搭載!
人間の目よりも広い視野で、360°の交通状況を把握します。
対向車両や障害物、人を認識し、自動走行、自動パーキング、自動車線変更などのLevel2+相当の運転アシストが可能です。
まだ完全自動走行とまではいかないものの、将来的にドライバーの操作が必要ないLevel4以上の高度な運転を目指しています。
Level3以上になると、事故の責任はドライバーではなく、システム(クルマ)側になると言われているので、より高い安全性の確保が必要です。
レベル4以上の完全な自動運転には、
これくらいのセンサーが必要なんだなー💧
自動運転のレベルは次の通りです。
レベル5で、ドライバーは何もしない完全な自動化となります。
レベル4以上では、安全運転の責任はドライバーではなく、システムになります。
レベル | 概要 | 安全運転に関わる監視、対応主体 |
レベル1 | アクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作のどちらかを部分的に自動化。 | 運転者 |
レベル2 | アクセル・ブレーキ操作およびハンドル操作の両方を、部分的に自動化。 | 運転者 |
レベル3 | 一定条件下で、全ての運転操作を自動化。ただしドライバーはいつでも運転に戻れなければならない。 | システム (システムの作動が困難な場合は運転者) |
レベル4 | 一定条件下で、全ての運転操作を自動化。 | システム |
レベル5 | 条件なしで、全ての運転操作を自動化。 | システム |
参考:「自動運転に係る制度整備大綱」における定義(SAE J3016(2016)等)
ミラーはすべてモニター
サイドミラー、バックミラーなどすべてのルームミラーは、鏡ではなくモニターを採用!
カメラから映し出された映像で、車の周囲の状況を確認することができます。
センシング技術で、車や歩行者が接近してくるとカメラセンサーがアラートが鳴らしていくれるので、事故を減らすことを可能に。
ドライバーが車に近づくと、、、
車のシステムが起動します
ドライバーがシートに座ると、誰なのかを認識します
またモニターの映像は、中央のルームミラーを車両左右の映像に切り替えたりとドライバーの好みで変更でき、高解像度・高輝度なので、従来の鏡よりも視認性が格段に良くなります!
まさに一歩先の未来の車!
ワクワクするねー
運転者の表情やしぐさから集中状態や疲労度を判断
運転席には、ドライバーのコンディションをセンサーで計測し、ドライバーの表情や仕草から、集中状態、疲労度を判断して教えてくれます。
また同乗者の気分、状態に合わせて車内の温度調節ができ、いつも快適な温度を保つってくれます。
長距離運転の際には、コンディションを確認して休憩を入れる目安にできますね。
ドライバーの状態まで認識!
居眠り運転や疲労による事故に対応!
移動中は映画などのコンテンツを満喫
360 Reality Audioは、まるでライブで聞いているような立体音響を実現する音楽再生技術です!
最新のAmazon Echo Studioにも導入され、3Dサウンドとして話題になっています。
ボーカルや楽器などのパートごとの音源データに、位置情報をつけると再生時に様々な方向から音が鳴るので、今までにない立体的な音を楽しめます。
車内には、シートスピーカーなどいろいろ場所にスピーカーを配置しているので、どこに乗っていても最高の臨場感を感じることが可能です。
前方には、車内幅いっぱいのワイドなパノラミックスクリーンを搭載。
ドライバーと同乗者でそれぞれ自在にコンテンツにアクセス可能です。
日々の移動も、映画、動画などのコンテンツで快適に過ごせます。
フロントパネルが全面ディスプレイってww
どんだけだよ!
スマホとの連携
車をインターネットに接続すると、スマホから今自分のいる位置に車を呼び出すことができます。
また、スマホで地図を閲覧していた場合は、車に乗り込んだ瞬間にパノラミックスクリーンに映し出されます。
さらに、スマホで聞いていた音楽も再生されます。
車にのってカーナビに設定しなおすといった手間がなくなるので、とても便利ですね
車をスマホで呼び出すって!!
実現できたらスゴすぎ!
学習する車
センサーは後部座席の人の状況を把握し、寝ている時はそのシートのまわりの温度を自動的に調節。
また、室温、音楽など、ドライバーの好みを学習します。
乗り続けることでAIが自動的に、最適な環境を提供してくれます。
そのうち、ナイト2000のように
車が普通に話してくれるようになるのかなぁ♪
「ナイト2000」とは
1980年代のアメリカを代表するSFアクションテレビドラマ「ナイトライダー」において、ナイト財団の財力と科学を結集させて作られた電子頭脳搭載のスーパーカー。
主人公マイケル・ナイトの愛車かつ相棒として欠かせない存在である。
Image: Wikipediaより
ソフトウェアアップデート
スマホのように、車のソフトウェアもアップデートが可能!
アップデートにより、機能の追加、更新でさらなる高性能化が期待されます。
車もスマホやPCのように
アップデートする時代へ!!
VISION-S のスペック
VISION-Sのスペックは次の通りです!
項目 | VISION-S |
ホイールベース | 3,000mm |
全長 | 4,895mm |
全高 | 1,450mm |
全幅 | 1,900mm |
乗車定員 | 4名(全席に独立シートスピーカー) |
車両重量 | 2,350kg |
定格出力 | 200kW × 2(フロント/リア) |
加速性能 | 4.8秒 0-100km/h |
最高速度 | 240km/h |
アクスルシステム | ダブルウィッシュボーン式サスペンション(フロント/リア) |
駆動方式 | 四輪駆動 |
最低地上高 | 120mm~135mm |
タイヤサイズ | 240/40R21(フロント)275/35R21(リア) |
僕自身は、車はあまり得意ではないですが、スペック的に注目すべき点は、
加速性能 4.8秒(0-100km)です!
日産のスカイライン350GTが4.9秒、サーキットでも活躍するレクサスFシリーズが4.6秒ですから、VISION-Sの加速性能のすごさが分かります!
また、意外にも四輪駆動なんですね~。
加速性能4.8秒!!
スポーツカーレベルじゃん!
【まとめ】ついにソニーが自動車を開発!
電気自動車「VISION-S」
ソニー初の電気自動車のコンセプトカー
「VISION-S」を紹介しました!
まだ完全自動運転には対応してはいないですが、多数のカメラ、センサーを搭載し運転をアシストできます。
ソニーならではの音響や映像といったエンターテイメント性も含まれていてソニーの車というイメージも十分に出ていました。
いろいろな想像が膨らむコンセプトカーですが、2020年は車の進化がたくさん見れそうな年になりそうです。
これからの時代、車は自動車メーカー主導ではなく、ITや家電メーカーが主導となって開発されていきそうな予感ですね!
自動運転の時代は、GoogleやApple、
ソニーなどのメーカーが超活躍する予感!