新型ノイズキャンセリングヘッドホン
BOSE QuietComfort 45 音質レビュー!!
アクティブノイズキャンセリングのパイオニアとも言うべきBOSEから、メインモデルのノイキャンヘッドホンであるQCシリーズの最新モデル
「QuietComfort 45 (QC45)」が発売されました!
画像引用:BOSE公式サイト
この新型QC45は「QuietComfort 35 wireless II (QC35II)」の後継機となります。
BOSEはQCシリーズより価格が上のノイズキャンヘッドホン「NC700」を2019年9月に発売していますが、ノイキャンヘッドホンのメインストリームとしてQCシリーズは続けて行くことを公式発表していました。
BOSE NC700 Noise Cancelling Headphones 700(画像引用:BOSE公式サイト)
QC35IIが日本では2017年11月に発売されていますので、実に4年ぶりの後継機となります!
実は僕自身はBOSEのノイキャンヘッドホンを購入するのは初めてで、いったいどんな音質なのか?ノイキャンの性能はどうなのか?がめちゃくちゃ気になります!
(BOSEの完全ワイヤレスイヤホンは購入しています)
予約して購入したので、ライバルモデルのソニー WH-1000XM4とも比較して、がっつりレビューしたいと思います!
ぜひご覧ください!
ついにBOSE本命のノイキャンヘッドホンが登場!!
その実力は!?
4年ぶり!!【BOSEノイキャンヘッドホン】QuietComfort 45 (QC45)ついに登場!!
「QC45」のスペックと特徴
WH-1000XM4との比較
スペック
第3世代AirPodsのスペックを、旧モデルの第2世代、上位モデルのAirPods Proと表にしました。
左:BOSE QC45、右:SONY WH-1000XM4 (画像引用:BOSE公式サイト、SONY公式サイト)
項目 | BOSE QuietComfort 45 |
SONY WH-1000XM4 |
メーカー |
BOSE | SONY |
発売時期 |
2021/10/28 | 2021/6/23 |
価格(税込) |
39,600円 (公式ストア) 39,600円 (Amazon) |
44,000円 (公式ストア) 36,300円 (Amazon) |
タイプ | ヘッドホン | ヘッドホン |
接続タイプ |
ワイヤレス | ワイヤレス |
装着方式 | オーバーイヤー型 | オーバーイヤー型 |
型式 | 密閉 | 密閉, ダイナミック |
ドライバサイズ | 未公表 | 40mm ドーム型(CCAWボイスコイル採用) |
感度 | 未公表 | 105dB/mW(有線接続、POWER ON時 1kHzにて)、101dB/mW(有線接続、POWER OFF時 1kHzにて) |
再生周波数帯 | 未公表 | 4Hz – 40,000Hz (JEITA) |
インピーダンス | 未公表 | 40Ω (有線接続、POWER ON時 1 kHzにて)、16Ω(有線接続、POWER OFF時 1 kHzにて) |
ワイヤレス | Bluetooth | Bluetooth |
Bluetoothバージョン | Ver5.1 | Ver.5.0 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP、BLE | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | SBC AAC |
SBC AAC LDAC |
有線接続 | ◯ | ◯ (3.5mm端子) |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
連続再生時間 | 最大24時間(NC ON時) | 最大30時間(NC ON時) 最大38時間(NC OFF時) |
充電時間 |
約2.5時間(フル充電) 15分の充電で3時間再生 |
約3時間(フル充電) (1.5AのACアダプター使用時) 10分の充電で5時間再生 |
NFC |
– | ◯ |
マルチポイント | ◯ (2台) |
◯ (2台) |
マルチペアリング対応 | ◯ (8台) |
◯ (8台) |
ノイズキャンセリング |
◯ | ◯ |
マイク |
◯ | 〇 |
外音取り込み |
◯ | ◯ |
音質調整 |
アクティブEQによる自動調整 (低ボリュームでもクリアな音質) |
専用アプリによる音質調整 |
自動電源ON機能 |
– | – |
自動電源OFF機能 |
◯ アプリで時間を設定可能 |
– |
防水・防滴性能 |
IPX2 (防滴) | – |
操作 |
物理ボタン式 | タッチセンサー式 |
カラー |
ブラック ホワイトスモーク |
ブラック プラチナシルバー サイレントホワイト |
重量 |
約240g | 約254g |
その他機能 | TriPortテクノロジー アクティブEQ 音声アシスタント機能 スイーベル&折りたたみ構造 Bose SimpleSyncに対応するサウンドバーとペアリング |
DSEE Extreme 360 Reality Audio スピーク・トゥ・チャット クイックアテンションモード アダプティブサウンドコントロール 装着検出機能 音声アシスタント機能 Google Fast Pair対応 スイーベル&折りたたみ構造 |
〇:機能あり、-:機能なし
QC45とWH-1000XM4はどちらも価格帯は4万円前後で、常に両シリーズはライバルです。
BOSEは詳細なスペックを公表しないので、細かな点では比較できませんが、ドライバサイズなどはおそらく同じでしょう。
- 新しいアクティブノイズキャンセリングシステム
- ノイズキャンセリングの「Quiet」モードと外音取り込みの「Aware」モード
- ビームフォーミングアレイによるクリアな音声通話
- アクティブEQにより音量に合わせて音質を最適化
- 24時間の連続再生
新しいアクティブノイズキャンセリングシステムを搭載したとのことで、ノイキャン性能がどれくらいなのか気になるところです。
アクティブEQで音量によって音質を自動調節してくれるので、低音量にしときでも低音のやせなどを補正してくれるようです。
ただ、単純に機能をWH-1000XM4と比べるとQC45はかなり地味な印象を受けます。
画像引用:BOSE公式サイト
WH-1000XM4は、圧縮音源をハイレゾ相当にアップコンバートするDSEE Extemeや、声を出すと自動的に外音取り込みモードになるスピーク・トゥ・チャット、スマホのGPSと連動して場所によって自動的にイコライザーを変更するアダプティブサウンドコントロールなど、ハイテク家電メーカーらしい豊富な機能があります。
しかしBOSE QC45も派手さはないですが、マルチペアリング、マルチポイントに対応だったり、ビームフォーミングマイクだったり、IPX2ですが防滴仕様だったりと、何気にリモートワーク時代にしっかり対応しています。
(公式サイトに載っていないスペックが、家電量販店の商品スペック載っていたりします)
タッチセンサー式ではなく、物理ボタン式による操作は個人的にうれしいですね。
また、BOSEのBluetoothイヤホン/ヘッドホンは、これまでずっとコーデックはSBCとAACにしか対応しておらず、QC45でもそれは同じです。
iPhoneユーザーであればAACに対応していれば十分なのですが、Androidユーザーや音質にこだわりたい人なら、せめてaptXに対応して欲しいところですね。
ただ、僕個人的にはLDACはもちろん、aptXへの対応はそこまで気にしなくなりました。
というのも、最近のBluetoothイヤホン/ヘッドホンは、チップがよくなったのか転送の技術がよくなったのか分かりませんが、SBCでもaptXやLDACと聴き分けることが難しいレベルになっているからです。
BOSEのノイキャン完全ワイヤレスイヤホン「QuietComfort Earbuds」もSBCでかなりいい音を出していましたし、ソニーもWH-1000XM4ではaptX対応をやめましたが、SBC接続で素晴らしい音質をならしてくれました(どちらもレビュー済み)。
なので、今回のQC45もコーデックによる音質の低下は心配しなくてもよさそうです!
それに、確かにソニー WH-1000XM4は機能が豊富ですが、実際にそれらの機能がどれだけ必要かと言われると、僕自身はほぼ使わないです。
ただ、アップルがコンピュテーショナルオーディオを提唱して、演算能力による音質アップを図っているように、これからの時代はアップルやソニーのようなデジタル家電に強いメーカーがオーディオ業界でも生き残っていきそうな感じはしますね(実際、ゼンハイザーやオンキヨーなど老舗オーディオメーカーはのきなみ業績低下や売却・吸収されています💧)。
そのような中で、BOSEはどのように戦っていくかが注目したいところです!
画像引用:BOSE公式サイト
話がそれてしまいましたが、どれだけ高機能なヘッドホンになっても、やはり最も気になるポイントは「音質」でしょう!
ノイキャンヘッドホンの本命とも言えるBOSE QC45の音質はどうなのでしょうか?
そのノイキャン性能もどれだけ進化したのでしょうか?
しっかりチェックしていきたいと思います!
機能や派手さではSONYに見劣りするが、
ノイキャンヘッドホンの本命、BOSEの新型はどんなものなのか!?
これは楽しみ!!
4年ぶり!!【BOSEノイキャンヘッドホン】QuietComfort 45 (QC45)ついに登場!!
開封・外観レビュー
(第2世代、AirPods Proとも比較)
開封!!
それでは開封していきましょう!
そして外箱はBOSEに共通する黒と白のパッケージです。
箱を封しているテープをペリペリっと剥がしていきます。
フタを開けると、ハードケースが現れました。
ヘッドホンはほとんどがハードケースやソフトケースに収納された状態で梱包されていますね。
まずは付属品から見ていきましょう。
取り扱い説明書などの紙類が入ってます。
横に箱が映っているので分かると思いますが、説明書が大きい!
最近ではこんなに大きい説明書は珍しいです。
アプリを入れて、電源をオンにすることだけが書かれていますが、かなりたくさんの言語で書かれています。
もちろん日本語もあります。
有線接続用のケーブルです。
本体側が2.5mm、反対側が3.5mm端子になっています。
充電用のUSBケーブルです。
本体側はUSB Type-Cですね。
付属のハードケースです。
かなりちゃんとした作りで、BOSEのロゴがカッコイイですね!
ケースを開けましょう!
QuietComfort 45 本体が登場!
イヤーカップを90°回転させて(スイーベル機構)、さらに折りたためるので、コンパクトに収納できます。
仕切りがあるのかなと思ったら、梱包用の緩衝材ですね。
仕切りは着けておいて欲しかったなぁ。
SONY WH-1000XM4と比べてみました。
ケースの大きさはほとんど同じですね。厚みもほぼ同じです。
収納方法も同じです。
スイーベルに加えて、折りたためます。
先ほど仕切りのことを書きましたが、ソニーの方は仕切りがあります。
これにより、イヤーカップ同士がカチカチ当たって傷つくのを防げます。
BOSEの方は仕切りがないため、イヤーカップ同士が当たってしまいます。
これはいただけないですねぇ。
上質なハードケース付き!!
ただ、仕切りないのは残念💧
4年ぶり!!【BOSEノイキャンヘッドホン】QuietComfort 45 (QC45)ついに登場!!
外観
ではヘッドホン本体を見ていきましょう!
黒一色で、なかなか締まった感じのデザインです。
全体的にプラスチック感が高く、正直なところ高級感は高くないですね。
可動部分はなめらかだったりと、作りや剛性はしっかりとしているのはさすがです。
前モデルのQC35IIとみかけはかなり似ています。
馴染みのあるデザインですが、4年経っているのでもう少しチェンジしてもよかったかなと思いますね。
旧モデルのQuietComfort 35 wireless headphones II(QC35II)画像引用:BOSE公式サイト
イヤーパッドは柔らかく、合皮の触り心地もかなりいいです。
こういったところは3万円以上の高級モデルという感じがします。
折りたたみの稼働部分にケーブルがありますが、ケーブルに負荷がかからないように工夫されているらしいです。
イヤーカップの内側に段差がありますが、これは音がよく聴こえるために考えられているらしいです。こだわりですねぇ。
ベルトを伸ばす部分は、カチカチとクリック感があり、しっかりしています。
片側を最大まで伸ばしました。
結構長くなりますね。
操作はすべて物理ボタン式です。
タッチセンサーは誤操作が多いので、確実に操作できる物理ボタンは個人的には好きです。
右側には再生・停止、音量調節などのボタン、充電用のUSB-TypeCがあります。
あと、右側面にはスライド式で電源ボタンがあります。
左側には、ノイキャンオンのQUIETモードと外音取り込みのAWAREモードを切り替えるボタンと、有線接続用の2.5mm端子があります。
ソニー WH-1000XM4と比べてみました。
大きさはめちゃくちゃ似ています!
さすがライバル機ですね。
どちらもプラスチックベースですが、触り心地は、ソニーの方がきめ細かいマット仕上げで、しっとりした感覚があります。
BOSEは普通な感じなので、高級感はソニーの方がありますね。
もう少し質感を高めて高級感をだすが、デザインを刷新して欲しかった。
操作が物理ボタンなのはいね!
4年ぶり!!【BOSEノイキャンヘッドホン】QuietComfort 45 (QC45)ついに登場!!
音質&機能 評価・採点!!
(EarPodsとも比較)
画像引用:BOSE公式サイト
それでは、第3世代AirPods を実際に使ってみて、機能性のチェックや、音を実際に聴いた音質評価をしました!
やはり音質は一番気になりますよね。
音質については旧モデルの第2世代AirPods、上位モデルのAirPods Proとも比較しました!
4年ぶり!!【BOSEノイキャンヘッドホン】QuietComfort 45 (QC45)ついに登場!!
外観・機能評価
画像引用:BOSE公式サイト
外観や機能性について、僕自身が感じた評価を表にしました。
あくまでも僕一個人の主観であることをご理解くださいね。
項目 | BOSE QuietComfort45 |
SONY WH-1000XM4 |
デザイン | デザインはQC35IIとほぼ同じ。もう少し大きなモデルチェンジをして欲しかったところ。 全体的にプラスチック感が強く、WH-1000XM4よりも高級感は少ない。 |
スマートなデザイン。 表面のマットな仕上げがきめ細かく、触り心地がよい。 |
フィット感 | 耳をスッポリと覆い、WH-1000XM4よりも空間に余裕を感じる。 しめつけも強くなく、ちょうどよい。 |
耳をすっぽり覆ってくれる しめつけ感はほとんどない 軽いので長時間聴いても疲れなさそう |
ノイズキャンセリング性能 | ノイキャン性能は高い 車のエンジン音を10としたとき、4くらいに小さくなる |
ノイキャン性能はかなり高い 車のエンジン音を10としたとき、2~3くらいに小さくなる ホワイトノイズが強め |
遮音性 | 密閉感が高いのか、ノイキャンなしでも遮音性はある程度ある | 耳を覆うのでそれだけで遮音性がある程度ある |
音漏れ | ほどんど聴こえない | |
携帯性 | フラットからさらに内側に織り込めるので、オーバーイヤーとしてはコンパクトにできる | フラットからさらに内側に織り込めるので、オーバーイヤーとしてはコンパクトにできる |
操作性 | 物理ボタン式なので誤操作しにくい。 ボタンの位置も押しやすいところにある。 |
タッチセンサー式なので誤操作しやすい タッチの感度はよく、センサーの面積も広いので操作はしやすい |
イコライザ | なし | プリセットに加えて自分のオリジナルもつくれる DSEE Extremeによるハイレゾ変換、CLEAR BASSによる低音増強など可能 どのアプリで再生していてもイコライザが有効になる |
アプリなど、その他 | ノイキャンと外音取り込みの切り替えや、音量調節など、機能は非常にシンプル。 | アダプティブサウンドコントロールやスピーク・トゥ・チャットなど機能が非常に豊富 360 Reality Audioに対応しており、個人の耳の形に聴こえ方を最適化する ハードウェアというより、アプリで実現しているものも多いが、もはやただのヘッドホンではなく、高機能なガジェットといえる |
デザイン:4年前のQC35IIとほぼ同じデザインです。個人的にはもう少しデザインを変えて欲しかったですが、変えないというのも定番の安心感があります。
質感はプラスチック感が強く、正直3万円以上するヘッドホンにしては高級感がありません。
WH-1000XM4もプラスチックですが、表面処理が非常に繊細なマット仕上げで、触り心地がよかったです。
QC45は触り心地も普通のプラスチックな感じですね。
フィット感:締め付け感はちょうどよく、イヤーパッドも非常に柔らかくて高級感があります。
WH-1000XM4は耳の大きさにちょうどといった感じですが、QC45は耳の空間に余裕がある感じです。
そのためか、音場も広く感じました。
音漏れ:X JapanのSilent Jelousyを少し大きめで再生したとき、ほとんど音は聴こえません。
電車の中でも安心して使えそうです。
携帯性:イヤーカップを90°回して、さらに内側に折りたためるので、ヘッドホンとしてはコンパクトに収納できます。
イコライザ:イコライザー機能はありません。
ソニーはイコライザー機能が充実しているので、BOSEもぜひイコライザー機能を搭載せいて欲しいですね。
アプリ:非常にシンプルな機能のアプリです。
出来ることはノイキャンと外音取り込み切り替えやボリューム調節程度です。
もう少し高級感が欲しかった!
イコライザー機能もぜひとも搭載して欲しい!
4年ぶり!!【BOSEノイキャンヘッドホン】QuietComfort 45 (QC45)ついに登場!!
ノイズキャンセリング評価
画像引用:BOSE公式サイト
QC45のノイキャン性能は高い方ですが、
残念ながらソニー WH-1000XM4ほどではなかったです。
電車内の音と車のエンジン音で試しましたが、WH-1000XM4の方が低音部分のノイズをかなり消してくれました。
アナウンスなどの人の声についてはどちらも同程度に感じました。
環境ノイズを10としたとき、ノイズキャンセルしたときの数値は次の通りです。
(あくまでも僕の主観による感覚です)
- BOSE QuietComfort 45は、4くらい
- ソニー WF-1000XM4は、2~3前後
そうは言っても、その他多くのメーカーのノイキャン性能はもっと悪いので、QC45が悪いというわけではありません。
WH-1000XM4はホワイトノイズがそれなりに聴こえますが、QC45はホワイトノイズをほとんど感じません。
ホワイトノイズが気になる人は、QC45の方がいいでしょう。
残念ながらノイキャン性能はWH-1000XM4に及ばなかった!
まあそれでも十分強い方だけどね
4年ぶり!!【BOSEノイキャンヘッドホン】QuietComfort 45 (QC45)ついに登場!!
音質評価
画像引用:BOSE公式サイト
QuetComfort 45で実際に音楽を聴いての音質評価です!
音質について採点しました。
やはりこれが一番気になるところですね。
音質についてもSONY WH-1000XM4と比較しました。
音質評価に使った曲・条件
・Silent Jealousy(2014 Remaster)(X Japan)
・Bohemian Rhapsody (2011 Mix)(QUEEN)
・Can You Keep A Secret? (2018 Remastered)(宇多田ヒカル)
すべてFLAC 96kHz/24bit
すべてiPhone XS MaxにAAC コーデックで接続
またはウォークマン NW-A105にSBC、LDACで接続
項目 | BOSE QuietComfort45 |
SONY WH-1000XM4 |
バランス | 好みがあるので採点なし | 好みがあるので採点なし |
フラットに近い低音寄り。 |
かなり低音寄り | |
高音の音質 | 7 | 7 |
高音はよく出ている WH-1000XM4と同等 |
若干の頭打ち感がある | |
中音の音質 | 8 | 8 |
WH-1000XM4に比べると若干音圧が弱く感じるが、音のクリアさはこちらの方がよい |
中音の音圧は強く、よくでているが、低音にかぶり気味 | |
低音の音質 | 7 | 7 |
ブーミーさは感じないが、若干迫力にかける | かなりブーミーな感じ 他の音をぼやけさせる Jポップ向き? |
|
解像感 | 9 | 8 |
低音が中音にかぶってこないので、WH-1000XM4よりも解像感は高い | 音質自体はいいが、少しぼやけた感じ 全体的に膜を1枚かぶせてる感じ |
|
合計 (100点換算) |
31/40点 (77.5/100点) |
30/40点 (75/100点) |
採点は10点満点
音質は、
「WH-1000XM4よりもクリアだが総合的には同じくらい」
でした!
ソニー WH-1000XM4は、低音が強く、中音の音圧も高いですが、全体的にバタバタした感じ。よく言えば迫力重視の音です。
一方、BOSE QC45は、低音はソニーほど強調していませんが、その分 全体的にクリアで解像感の高い音質になっています。
悪く言えば迫力不足とも言えます。
装着感で耳に余裕があるおかげか、音場は広く感じます。
正直なところ、もはや好みの違いですね。
BOSEといえば低音がズンズン鳴るスピーカーのイメージですが、最近のBOSEのイヤホンやヘッドホンはむしろフラットなバランスになってきています。
音のバランス:低音寄りではありますが、そこまで低音を強調しておらず、フラットに近いです。
SONY WH-1000XM4の方が低音は強めですね。
音のバランスは好みがあるのでどちらがいいということはできません(なので採点なしです)。
BOSEのアプリはイコライザー機能がないので、低音をもう少し持ち上げたいなということができません。
もちろんApple Musicのように、そのアプリでのみイコライザー機能ある場合は可能です。
音質:Bluetoothヘッドホンとしてはクリアな音質です。
WH-1000XM4は低音がブーミーなせいか、全体的に少しくもったように聴こえますが、QC45ではそういった感じはありませんでした。
Bluetooth特有のざらつきは感じますが、やはりこの価格帯だけあって格安ヘッドホンより断然良いです。
解像感:解像感は高く、音の分離がよいのでギターリフなど弦楽器で特に感じます。
aptXやLDACに対応していませんが、AAC接続のiPhoneとSBC接続のウォークマンで聴き比べても、違いはほとんど分かりませんでした。
SBC接続でも十分な高音質に仕上がっています。
やはり音質はいい!!
全体的に音がクリア!!
4年ぶり!!【BOSEノイキャンヘッドホン】QuietComfort 45 (QC45)ついに登場!!
【まとめ】BOSE QC45を購入レビュー!!
ソニーWH-1000XM4と音質・ノイキャンを比較!
ノイズキャンセリングヘッドホンの本命とも言える、
BOSE「QuietComfort 45」が発売されました!
早速購入したので、ライバル機であるソニー WH-1000XM4と比較しながら、音質やノイキャン性能をレビューしました。
早速購入したので、旧モデルとAirPods Proと比較しながら、音質などをレビューしました。
【ここがイイ!ポイント】
- BOSEらしい質感の高さ
- 物理ボタン式で誤操作がなく、操作しやすい
- Bluetoothヘッドホンではかなりいい音質
- 高いノイズキャンセリング性能
【ここがイマイチ!ポイント】
- 2014年のQC25から大きく変わらないデザインは、今では少し野暮ったい(それがいいのかもしれませんが)
- イコライザーの調節ができない
【こんな人にオススメ!】
- 高音質で高いノイキャン性能のヘッドホンが欲しい人
- BOSEブランドに魅力を感じる人
前モデルのQC35から4年も経っての後継機です!
BOSEと言えばノイキャン、ノイキャンと言えばQuietComfortという人には待ち焦がれたヘッドホンですね。
さすがBOSEだけあって、音質はクリアで解像感が高いです。
ノイキャン性能も十分高いですが、WH-1000XM4には一歩及びませんでした。
ただ、4年経ってもデザインがほぼ同じなので目新しさが少ない印象ですね。
デザインを今風にしたものは、NC700シリーズの方でやっていくのかもしれません。
QCシリーズはスタンダードで変わらないよさの位置づけですね。
音質はもちろんいいですし、ノイキャン性能も高い。
しかしそれだけでは、ソニーやアップルのようなハイテク家電メーカーが作るイヤホン/ヘッドホンには魅力が劣ってしまうのも事実です。
どうしてもBOSEを選びたいというアドバンテージが少ないんですよね。
現実に老舗オーディオメーカーが潰れたり吸収されている現在、BOSEはオーディオメーカーのトップブランドとしてどのように戦っていくのかが注目ですね!
これからも魅力的な製品を出し続けて欲しいです。
アクティブノイズキャンセリングのパイオニア、BOSE「QuietComfort 45」、ぜひチェックしてみて下さい!
音質がクリア!
BOSEブランドが好きなら要チェック!
【新型AirPods】新デザイン&空間オーディオ対応!!こちらをチェック!!
はじめまして。
ヘッドホンの購入を考えており、ブログを参考にさせてもらっています。sonyのwh-1000mx4の低音がかぶさってくる感覚やshureのaonic50に解像度の高さを感じるところに共感を覚えています。そこでなのですが、boseのnc700についてはどう思われますか?試聴機で聴いた感想でもいいので教えていただきたいです。
ぼのぼのさん
コメントありがとうございます(^^)
残念ながら、NC700は聴いたことがないのですみません。
QC45より音質はよい可能性はありますが、なんとも言えないです。
イコライザーなどの機能性ならソニーの方がいいです。
ノイキャンはNC700よりも後発のQC45の方がいいか、違いはそんなにないと思われます。
価格が許容できるのであれば、AppleのAirPods Maxが音質的には頭一つ抜けています。
iPhoneをお使いならもちろん、Androidでも使えるので一度試聴してみてはいかがでしょうか。
僕自信は、今メインでAirPods Maxを使っています。
参考にならずすみません。
SORA