Qualcomm スマホを5分で50%充電可能な急速充電規格「Quick Charge5」を発表
7月27日、アメリカのモバイル通信技術及び半導体設計開発を手掛けるクアルコムから、急速充電規格「Quick Charge5」が発表されました!
Quick Charge5 の特徴
image:https://www.itmedia.co.jp/mobile/
Quick Charge5は前世代のQuick Charge4に比べて、より安全でより高速な充電が可能になります。
充電速度が前世代の最大4倍、充電時間が大幅減
前世代のQuick Charge4の4倍にあたる100W超の充電を実現し、4500mAhのバッテリーであれば0%の状態から5分で50%、15分で100%の充電が可能になります!
端末のサイズにもよりますが現行スマートフォンのバッテリー容量は3000mAh~5000mAhなので、Quick Charge5に対応していれば多くのスマートフォンが5分で50%の充電を行うことが出来るでしょう。
スマホが5分で50%、
15分で100%充電できる!!
これはすごい!
安全対策も考慮
スマートフォンで100W超の充電を実現するQuick Charge5ですが、25VでのUSB入力過電圧保護30V超の外部電源制御などを組み込んで端末へ過度な負荷を掛けない設計となっています!
また、充電中の温度もQuick Charge 4より10度低いとしているため安全対策もしっかりしています。
安全対策モバッチリ!
高速充電を安心して使えるね
これまでのQCと下位互換
USB-PD・Type-Cにも最適化されている
Quick Charge 2.0/3.0/4、4+及び、SnapDragon搭載端末に下位互換があり、Type-Cを用いた充電規格である「USB Power Delivery(USB-PD)」にも最適化されています。
このため、これまでのQuick Charge対応充電器を使ってQuick Charge 5対応端末に急速充電が行えるほか、Quick Charge 5対応充電器を使ってこれまでのQuick Charge対応端末に充電することも出来ます。
ただし、Quick Charge 5での急速充電を行うには、端末・充電器ともQuick Charge 5に対応している必要があります。
これまでのQC対応充電器も無駄にならない!
搭載予定
Quick Charge5は同社のプロセッサ「SnapDragon865」及び「Snapdragon 865 Plus」搭載のスマートフォンで初めて対応する予定で、2020年第3四半期(7月~9月)に発売されるスマートフォンに採用される見込みとなっています!
また、プレスリリースに中国Xiaomi幹部のコメントが紹介されていることから、次期「Mi Phone」で採用される可能性があります。
【まとめ】スマホを5分で50%充電可能な急速充電規格「Quick Charge5」を発表
- スマートフォンで世界初となる100W超の充電電力をサポート
- 5分で50%、15分で100%の充電を実現
- 安全対策もしっかりしている
- Snapdragon 865/865 Plus搭載のスマホに搭載予定
100W超の充電電力をサポートし、0%から5分で50%充電出来るというのはかなり衝撃的です。安全対策もしているため安心して使えるのも良いですね。
これだけ短時間で充電が行えると朝急いで充電したい場合、ちょっと出掛け先ですぐに充電したい場合等に大変重宝しますし、より快適なスマホ・タブレット利用を実現してくれることでしょう!
Quick Charge5に対応するSnapDragon865/SnapDragon865 Plus搭載端末もXiaomiのスマートフォン「Mi Phone」で同プロセッサが実装されれば、これをきっかけに今後増えていくことも充分考えられます。