2年ぶりの大型77インチ投入!!
新4KBS放送チューナーなど大幅パワーアップ
6シリーズ19機種!!
2019年6月8日からソニーは最上位モデルBS4Kチューナーを搭載した4K有機ELテレビを含む「BRAVIA」6シリーズ19機種の発売を順次開始します。
ソニーが誇る「有機EL」と「液晶」のフラッグシップ「MASTER」シリーズである「A9F」シリーズの後継機でもある「BRAVIA A9G」シリーズの進化が今回の一番の見どころです!
特に大型サイズの77型の有機ELモデルへの投入は、約2年振りということでソニーの強い自信とその鼻息の荒さは十分期待するに値します。
A9Gシリーズの77インチモデル(画像:AV Watch)
今回は「ソニーの4K有機ELテレビ A9G」シリーズについてわかりやすく紹介します!
今回のラインアップは?
今回のモデルチェンジ後のラインナップは6シリーズ19機種が市場にデビューします。
一覧表を載せました。
特に注目は4K有機ELテレビ・4KBSチューナー搭載の「A9G」シリーズ 77、65、55型の3機種がそろっているグレードです!
4K有機ELのみを楽しみたい人には「A8G」シリーズの65、55型の2機種があります。
また4K液晶テレビとBS4Kチューナー搭載の組み合わせでは「X9500G」シリーズが5機種、「X8550G」シリーズが3機種、「X8500G」シリーズが2機種と最も層が厚いグレードになっています。
最後にエントリーモデルの4K液晶テレビとして、「X8000G」シリーズが4機種あります。
特に今回の注目は「A9G」シリーズです。
「4K」「有機ELテレビ」「4KBSチューナー搭載」「77インチ」など現在ハイエンドテレビユーザーが欲しがる全てのニーズを全部乗せしています!
非常に楽しみなラインナップになっています。
ソニーがついに世界最高峰モデルを投入!
A9Gシリーズがすごい!
2018年のモデルチェンジでは「有機ELテレビ」が1シリーズ、液晶テレビの3シリーズがラインナップされましたが、特に目新しい注目ポイントはなくイマイチ感が拭えませんでした。
ところが今回は最上位モデル「A9G」シリーズが投入されたことで状況が一変します。
当然最大のセールスポイントは、「4K有機ELテレビ」に「4KBSチューナー」を新しく搭載した点です!
2018年12月から「BS4K放送」「CS4K放送」がスタートしたことで、ソニーが満を持しての「4KBSチューナー」の搭載になりました。
ところで東芝などはいち早くレグザに「4KBSチューナー」を搭載していました。
当然ソニーも以前から「4KBSチューナー」の技術は持っていました。
ただ当時は国内の競争よりも世界基準のテレビを開発したいとの思いの方が強かったようです。
A9Gシリーズは、4Kチューナーだけでなく、新しく開発された高性能プロセッサーや、パワーアップしたオーディオシステムなど、前モデルより大幅アップデートされています!
A9Gシリーズの特徴を見ていきましょう!
4Kチューナーを2基搭載!
新型の大きな特徴のひとつは
「BRAVIA」が「BS4Kチューナー」を搭載している点です!
元々「BRAVIA」には「地デジ放送」「BS放送」「110度CS放送」のチューナーが2基ずつ搭載されていました。
今回はそれに「BS4K放送」「110度CS4K放送」に対応している「BS4Kチューナー」が2基されます。これによりBS4K放送を視ながら、同時に別のBS4Kを録画するということも可能です。
今年から放送枠だけでなく内容が充実してくと予想されるBS4K放送なので、ユーザのみなさまに「見逃し」がないようにした心配りと思われます。
2年ぶりの投入!最上位モデル「A9G」に大型77型!
今回の新シリーズでは、2年ぶりに77インチの大型モデルがランナップされました!
ソニーは2017年のモデルチェンジで4K有機ELテレビ「BRAVIA A1シリーズ」に77型モデル「KJ-77A1」を発売していました。
しかし当時はまだ「4K有機ELテレビ」の技術が現在ほど一般的ではなかったので、オープンプライスで250万円ほどもする高額商品でした。
2年前のソニー77インチモデル 2019年4月現在でも220万円もする
またLG電子が先日発表した2019年モデルの「77インチ4K有機ELテレビ」は、薄型ハイエンドモデルで約170万円、スタンダードモデルで約120万円です。
ところが今回発売の「A9G」77型は999,880円+税となっており、約100万円ほどと、LGよりも20万円も安くなっています!
これまで、日本メーカーの有機ELは韓国製に比べて割高でしたが、今回はソニーはがんばったといえるでしょう!
高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載
今回「BRAVIA」に搭載された「X1 Ultimate」ですが、最大8K解像度までの映像処理能力を持つ次世代の映像プロセッサーです!
「X1 Ultimate」は現行モデルの「X1 Extreme」の約2倍の映像処理スループット性能を実現した新しいSoC(映像エンジン)です。
さらに「X1 Ultimate」の演算処理能力は「X1 Extreme」とは比較にならない程強烈に引き上がられているといわれています!
アコースティックサーフェイスオーディオプラスを搭載
ソニーは2017の「BRAVIA」モデルから、ディスプレイが振動することで音を発生させる、「アコースティックサーフェス技術」を採用していました。
簡単にいうと「ディスプレイから音が出る技術」ということです。
このディスプレイとサウンドが一体化する「アコースティックサーフェス技術」は有機ELディスプレイと非常に相性が良いのです。
ディスプレイの振動は見た目には全くわかりません。ボリュームを最大にしても振動は0というほど画面に変化は見られないのです。
そして今回のモデルから導入されたのが、従来モデルをさらに進化させた「アコースティックサーフェイスオーディオプラス技術」です。
新技術の構造は、「左右2つで1セット13W+13W」にそれぞれ強力なアクチュエーターを採用しています。これにより20W+20Wの構造に切替わります。
よって「20Wアクチュエーター×2」と「10Wサブウーファー×2」の2.2ch構成になります。スピーカーの出力は合計60Wを実現しています。
※アクチュエーターユニットがあることでより強力にスピーカーを振動させてくれます。例えるとエンジンに対するターボのようなものと思われてください。
さらに新技術は音にメリハリがつき、空間に対して広がっていくような伝わり方をします。
形も従来モデルよりも改良されたことで、スタンド型の背面に収まるコンパクトに構造に変更されたことで「BRAVIA」の美しいデザインを損なわない仕上がりになっています。
さらにアップデートすることで「DolbyAtmos」への対応も予定しているといわれておりソニーの音に対するこだわりがうかがえます。
また、僕自身もそうですが、複数のスピーカーによる5.1chなどのサラウンドシステムをすでに使っている場合、大賀テレビではセンタースピーカーの置き場所に困ります。
また、どうしても画面より下側からセリフが聞こえるので違和感が生まれます。
ブラビアでは、アコースティックサーフェスによる画面からの音声を、サラウンドシステムのセンタースピーカーとして使うことができるのです!
これにより、映像と音声の一体感を高めることができます。
これは、ホームシアターを構築している人には、かなり魅力的な機能です!
Netflixのための
「Netflix画質モード」搭載!
ソニーとNetflixが共同で開発した「Netflix画質モード」は、ネットフリックスのクリエイターの意図を維持できるというモードです!
この機能は、前モデルより搭載されており、個人的にかなり注目する機能です。
Netflixは今やただの動画配信サービスではなく、何百というオリジナル作品を作っています。
映画業界にも進出し、その勢いは止まりません。
今の時代、4Kなどの高画質なコンテンツを手軽に見るには、動画配信は必須であり、ネットフリックスは動画配信サービスの中でも最高の画質です!
そんなネットフリックスのクリエイターが求める画質を、意図する通りに映すことのできる「ネットフリックス画質モード」はとても魅力的ではないでしょうか。
↓動画配信サービスの画質を本気で比較・採点しました!
【まとめ】ソニー新型「BRAVIA」発売!
最高峰の高画質・高性能「A9G」シリーズ!
ソニーが有機EL及び液晶テレビの「BRAVIA」を一新しました!
6シリーズ19機種が発表されました!
特に注目は、最高峰の「A9G」シリーズです!
今回の「BRAVIA」のモデルチェンジは、「新4KBS放送チューナー搭載」が大きな特徴ですが、それ以外の新機能の搭載も目を見張るものがあります。
また価格もハイエンドモデルから、エントリーモデルまで幅広く対応しており「BRAVIA」の新時代の予感がするのではないでしょうか。
個人的には、A9Gの77インチが欲しいですが、安くなったとはいえ100万円は貧乏は僕にはちょっとキツイかなぁ。
んーでも欲しいです!
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