骨伝導じゃない!?周りの音が聴こえるイヤホン
SONY LinkBuds WF-L900
Shokzと比較レビュー!!
周りの雑音を低減するノイズキャンセリングイヤホンとは対照的に、あえて周りの音が聴こえることで、ランニングやリモートワークで使いやすいイヤホンが注目されています!
そのブームの火付け役というか、パイオニアが骨伝導イヤホンで有名なShokz(旧 AfterShokz)です。
Shokzは、骨伝導式は耳の穴に入れずに、骨に振動を伝えて音を聴かせる性質上、音質的には不利ですが、Shokzは技術を磨き最新モデルのOpen Run Proではかなり音質が改善されました。
そんな、骨伝導を始めとする「周りの音が聴こえるイヤホン」に対してソニーが出した答えが、今回レビューする
「LinkBuds WF-L900」なのです!!
画像:SONY公式サイト
僕自身、Shokzの骨伝導イヤホンは数機種持っており、その軽さと音の解放感、そして環境音が聞こえることの便利さを実感しています。
ソニー LinkBuds WF-L900は、骨伝導式ではなく、一般的な耳の穴にドライバー部分を入れるイヤホンですが、他のイヤホンと違うところは
『ドライバーにリング状の穴が空いている』新開発の高音質リングドライバーが画期的なのです!!
画像:SONY公式サイト
この穴が空いているおかげで、耳の穴をふさがないので周りの音が聴こえます。そして、骨伝導式と違って耳の穴で直接聞くので音質は保たれるってことですね!
こういう形のイヤホンは、おそらくソニーが初めてでしょう!
ソニーらしい画期的な製品がでたとのことで、なかなか注目されているようです!
今回、このLinkBuds WF-L900を自腹購入しましたので、音質や装着感などをがっつりレビューします!
他のサイトやYouTubeのように提供品ではないので、思ったことをガンガン書こうと思います!
また、ライバルモデルとなるShokzの骨伝導イヤホン「OpenRun Pro」とも比較しました!
骨伝導イヤホンに対抗する、ソニーの回答がこのイヤホン!
初めての形状のイヤホンだけど、いったいその音質や使い心地はどうなのか!?
【穴あきで周囲の音が聴こえるイヤホン】ソニー「LinkBuds WF-L900」をチェック!!
「LinkBuds WF-L900」のスペックと特徴
LinkBuds WF-L900のスペック表です。
骨伝導イヤホン OpenRun Pro のスペックも並べました!
Shokz「OpenRun Pro」、画像:Shokz公式サイト
スペック
項目 | LinkBuds WF-L900 |
OpenRun Pro |
メーカー |
ソニー | Shokz |
発売時期 |
2022年2月25日 | 2022年2月 |
価格(税込) |
23,100円 | 23,880円 |
タイプ | 開放、イヤホン |
ヘッドセット |
接続タイプ |
ワイヤレス (左右分離型) |
ワイヤレス |
装着方式 | 完全ワイヤレス | ネックバンド |
ドライバー | ダイナミック、12mm | 第9世代 骨伝導技術 Shokz TurboPitch |
音圧感度 | ー | 105 ± 3dB |
周波数応答 | 20Hz-20KHz (44.1kHz sampling) |
20Hz-20KHz |
充電端子 | USB Type-C (ケース使用) |
マグネティック充電ボート |
ワイヤレス | Bluetooth | Bluetooth |
Bluetoothバージョン | Ver.5.2 | Ver.5.1 |
対応プロファイル |
HSP、HFP、AVRCP、A2DP | HSP、HFP、AVRCP、A2DP |
対応コーデック | SBC、AAC |
SBC |
受信距離 | 約10m | 約10m |
充電時間 | 10分間の充電で90分再生可能 | 約1.5時間 |
連続再生時間 | 最大5.5時間 ケース併用 最大12時間 |
10時間 |
連続待機時間 | 最大11時間 | 最大10日 |
バッテリー容量 | ー | 140mAh |
NFC |
ー | ー |
マルチペアリング対応 | 〇 (8台) |
〇 (2台) |
マイク |
NEMS 全指向性 | デュアルノイズキャンセリングマイク |
マイク感度 | ー | -38dB ± 3dB |
音質調整 |
〇 (イコライザー機能) |
〇 (イコライザー機能) |
自動電源ON機能 |
〇 | ー |
自動電源OFF機能 |
〇 | ー |
防水・防滴性能 |
IPX4 | IP55 |
リモコン (本体操作) |
〇 ワイドエリアタップ式 |
〇 物理ボタン式 多機能ボタン 音量調節 |
アプリ対応 | 〇 | 〇 |
カラー |
ホワイト グレー |
ブラック ブルー ベージュ ピンク |
重量 |
本体 4.1g ×2 |
29g |
その他 |
DSEE 装着検出 アダプティブボリューム スピーク・トゥ・チャット |
フルチタン |
〇:機能あり、-:機能なし
- 新開発の耳をふさがない高音質リングドライバー
- ソニー市場最小最軽量のワイヤレスイヤホン
- AI技術の高精度通話性能
- イヤホン本体だけでなく、装着した耳の周辺をタップして操作可能
- 10分の充電で90分再生の急速充電
- IPX4の防水性能
画像:SONY公式サイト
骨伝導イヤホンのShokz「OpenRun Pro」と価格がほぼ同じ23,100円ということからも、おそらく意識していると思います。
周囲の音が聴こえるというコンセプトは骨伝導イヤホンと同じですが、LinkBudsの最大の特徴は「ドーナツ状の穴があいたドライバー」です。
これにより、耳の穴に装着するので、骨伝導イヤホンでは難しい高音質を実現しています。
画像:SONY公式サイト
また、完全ワイヤレスイヤホンで、しかもソニー史上最小最軽量とのことで、携帯性は非常に高いです。
OpenRun Proはネックバンド型なので、どうしてもかさばってしまいます。
OpenRun PRoのレビューでは、音質面がかなり不利だったので採点はしませんでしたが、LinkBudsはイヤホンとしてしっかりと採点しました!
ライバルの骨伝導イヤホンと比べて、音質はどうなのか?
周囲の音の聴こえ方や、自分の声のこもり具合はどうなのか?
【穴あきで周囲の音が聴こえるイヤホン】ソニー「LinkBuds WF-L900」をチェック!!
開封・外観レビュー
開封!!
では開封していきましょう!
LinkBudsのパッケージングはパズルのようにものすごく細かく収まっているので、詳しく見ていきます!
おもしろいですよ。
WF-1000XM4からですが、ソニーはすべて再生紙の地球環境に優しいパッケージになりました。
LinkBudsもそれと同じですが、WF-1000XM4の梱包からかなり進化しています。
資材を少なくするために、パッケージはめちゃくちゃ小さいです。
しかしこれから見ていきますが、小さいのにめちゃくちゃ上手く組まれてあるんですよね。
スリーブを外すと、真っ白な箱で、LinkBudsとだけ書かれています。
フタをあけるとイラストだけでどうやってセッティングするかが描いています。
それをめくると、フィッティングサポーターのサイズや取付についてイラストが描かれています。
本体を取り出しました。
本体を包む包装まで紙ですね!普通は透明のフィルムですよね。
本体を出すと底には付属のイラストが描いており、箱の中に箱が入っている感じです。
その箱を取り出すと、ものすごくみっちりと付属品が入っています!
なんていうか、子供雑誌の付録にある、紙で作るやつみたいな感じですw(分かりますかね、、、)
底側は引き出しのようになっていて、引っ張り出すと注意書きなどの紙類が入っています。
ちなみにこれは取扱説明書じゃないんですよね。
使用方法の説明は、アプリで分かるようになっています。エコですね。
次は、左側の小さいのを引っ張りだします。
この中にはフィッティングサポーターが入っています。
ものすごくきれいに収まっています。ほんとこの小さいスペースにどれだけ上手に詰め込んでるんでしょう!
こういう細かい工夫は日本ぽいですよね~!
Mサイズは最初から本体に装着されており、他のXS、S、L、XLが入っていました。
そして充電用USBケーブルもめちゃくちゃぴったりと収まっていました。
本体と付属品を並べてみました!
パズルのようなパッケージングは、日本っぽくていい!!
世界がアップルぽいパッケージになっていたのから、脱却した感じ!
【穴あきで周囲の音が聴こえるイヤホン】ソニー「LinkBuds WF-L900」をチェック!!
外観
本体と充電ケースを見ていきましょう。
まずは充電ケース。
ソニー史上最少最軽量というだけあって、かなりコンパクトです!
手のひらに乗せるとこんな感じ。
めちゃくちゃ小さいですよね
質感は安っぽくはないです。
背面には充電用のUSB-C端子があります。
残念ながらワイヤレス充電には対応していません。
フタの開閉はよくあるマグネット式ではなく、ボタンを押して開けるタイプです。
個人的には押すのが面倒なのでマグネット式がよかったですね~。
横から見るとこんな感じ。
厚みはまぁ、ありますね。
充電ケースのフタを開けました。
イヤホン本体を取り出してみました。
ソニー WF-1000XM4、AirPods Proの充電ケースと比べてみました。
WF-1000Xm4からケースの大きさが26%小型化されたということで、比べてみてもかなりコンパクトですね。
AirPods Proのケースと比べてもかなり小さいです。
厚みはWF-1000XM4と同じくらいです。
AirPods Proのケースはやはりかなり薄いですね~。
イヤホン本体を見ていきましょう。
LinkBudsの特徴であるドーナツ状の穴を基調としたデザインですね!
今までにない全く新しいデザインです!
本体の質感は特に安っぽくなくしっかりしています。
表面処理のせいか「石」のような感じがします。
この穴のおかげで周りの音が聴こえるという理屈なんですね。
穴の部分は光沢のある金属なのもいいと思います。
本体も、WF-1000XM4、AirPods Proと比べてみました。
本体サイズはWF-1000XM4から51%小型化というだけあって、かなりサイズが違います。
本体はAirPods Proよりも小さいですね!
同じコンセプトのライバルモデルである、骨伝導イヤホンのShokz「OpenRun Pro」と比べました。
OpenRun Proはかなり軽量ですが、ネックバンドタイプなのでどうしてもかさばってしまいます。携帯性の高さではLinkBudsの勝ちですね!
新しいデザインで、大きさもコンパクト!
顔をタップして操作する「ワイドエリアタップ」が使いやすい!
【Amazon製】高音質&高性能 ノイキャンイヤホン「Echo Buds」をチェック!!
音質&機能 評価・採点!!
(AirPods Proとも比較)
画像:ゲオ公式サイト
それでは、LinkBuds WF-L900を実際に使ってみて、機能性のチェックや、音を実際に聴いた音質評価をしました!
やはり音質は一番気になりますよね。
【Amazon製】高音質&高性能 ノイキャンイヤホン「Echo Buds」をチェック!!
外観・機能評価
画像:SONY公式サイト
外観や機能性について、僕自身が感じた評価を表にしました。
あくまでも僕一個人の主観であることをご理解くださいね。
項目 | LinkBuds WF-L900 |
OpenRun Pro |
デザイン | 円を基調とした新しいデザイン 石のような感じで、質感は高い 特徴的なドーナツ状の穴も光沢のある金属で高級感がある |
全体が上質なラバーでコーティングされており、触った時の高級感が高い 触ったときの高級感が高い マットで大人っぽいデザイン |
フィット感 | 初めての装着方法なので最初はとまどうが、慣れると簡単に装着できる フィット感もしっかりしており、カナル型のように耳の穴に差し込んでいないにもかかわらず、首をふっても落ちない |
前モデルAeropexと同様に、耳をふさがず、耳に引っかけて支えるのでフィット感はよい 首を動かすと位置が少しズレて、音の出方が変わってしまう |
音漏れ | 音漏れはそれなりにある 骨伝導のOpenRun Proほどはないが、インイヤー型のAirPodsよりも音漏れはある 電車内などでの使用には向いてなさそう |
トランスデューサからの音は外からでも結構聴こえる 音楽で音量を上げれば、となりにいても十分聴こえるので、電車内などでの使用には向いてなさそう |
自分の声のこもり具合 | ドライバーに穴はあいているが、ある程度耳の穴を埋めるので、自分の声は少しこもって聴こえる カナル型やインイヤー型のイヤホンよりは少ない |
耳の穴に何も入れないので、普通に声を出したときと全く変わらない |
携帯性 | 充電ケースが非常にコンパクトなので、携帯性は抜群 |
本体は非常に軽い。ただしネックバンドを折りたたむことができないので、カバンの中で面積は広く必要となる Aeropexではラバー製のソフトケースだったが、OpenRun Proではハードケースになったので、荷物が詰まったカバンに入れてもつぶされる心配がなくなった |
操作性 | 本体のタッチだけでなく、こめかみ辺りなど、耳周りの顔をタップしてそうさできるのがかなり使いやすい | 物理ボタンで確実に操作できる。 再生停止と音量調節が左右に分かれているのは使いにくい |
イコライザ | ソニーのイヤホンに共通したアプリでイコライザーを調節できるので、非常に高機能 | 通常の音楽モード(スタンダードモード)と声を聴きやすくするヴォーカルモードの2つのイコライザーモードがある 本体のボタン、アプリのどちらでも切り替え可能 |
アプリなど、その他 | ソニーのアプリは高機能で使いやすい | 専用アプリでイコライザーの選択が可能 |
デザイン:ドーナツ状の穴の円形を基調とした、丸い斬新なデザインです!
これまでになかった新しい方式のイヤホンにふさわしい、新しいデザインですね。
触った感じの質感も高く、「石」のような表面です。
特徴的なドーナツ状の穴の部分は光沢のある金属となっており、アクセントとなっています。
フィット感:フィッティングサポーターを耳のくぼみに入れるという、新しい装着法なので最初はとまどいます。
ただ、慣れれば簡単に装着できますし、首を振っても落ちず、フィット感は高いです。
フィッティングサポーターは5サイズも用意されているので、自分の耳に合ったものを選ぶのが重要ですね。
音漏れ:ドライバーに穴があいているので、やはりそれなりに音漏れはします。
骨伝導イヤホンに比べると音漏れは少ないですが、iPhoneに付属していたインイヤータイプのEarPodsよりは音漏れは大きいです。
電車の中や、静かな室内で人が近くにいる場所の使用には向いてないですね。
自分の声のこもり具合:通話などで自分が声を発した時、イヤホンでは耳の中で声がこもって話しにくいです。
LinkBudsはドライバーに穴があいているので、耳のあなを開放するため声がこもりにくいです。また、周囲の音や会話も聴こえやすくなります。
これがこのイヤホンの一番の特徴ですね。
ただ、完全に耳の穴が解放されているわけではないので、骨伝導イヤホンのような耳をふさがないものに比べるとこもった感じはあります。
より自然な会話ができるという点では、骨伝導イヤホンの方が上ですね。
携帯性:充電ケースはSONY史上最少最軽量とうたうだけあって、かなりコンパクトです。
他社より圧倒的に小さいAirPods Proのケースより正面の面積は小さいので、かなり頑張っています。
携帯性はこれ以上ないくらい十分と言えるでしょう!
操作性:LinkBudsの操作は本体を触るセンサー式なのですが、なんと「耳周りの顔」をタップしても操作できます!(ワイドエリアタップ)
画像:SONY公式サイト
実際に使いましたが、これはめちゃくちゃ操作しやすいです!
タッチセンサー式は誤操作が多く好きではないのですが、この方式は素晴らしいですね。
ただやはり、耳に装着するときには本体のセンサーを触りがちになるので、その時に誤操作しやすくなります。
イコライザ:ソニーの専用アプリでイコライザーを調節できます。かなり細かくイコライザーを設定できますし、プリセットも豊富に用意されています。
アプリ:専用のアプリがあります。
ソニーのアプリは非常によくできていて、高機能で使いやすいです。ソニーのイヤホンで共通して使えるというがソニーの大きなメリットですね。
質感は高く、コンパクト!
穴があいているので、音漏れはするのはやはり仕方がないね~
【穴あきで周囲の音が聴こえるイヤホン】ソニー「LinkBuds WF-L900」をチェック!!
音質評価
画像:SONY公式サイト
SONY「LinkBuds WF-L900」で実際に音楽を聴いての音質評価です!
音質について採点しました。
やはりこれが一番気になるところですね。
音質は一番多くの人が持っているであろう完全ワイヤレスイヤホン、Apple「第2世代 AirPods」と比較しました!(最新モデルは第3世代AirPods)
音質評価に使った曲・条件
・Silent Jealousy(2014 Remaster)(X Japan)
・Bohemian Rhapsody (2011 Mix)(QUEEN)
・Can You Keep A Secret? (2018 Remastered)(宇多田ヒカル)
すべてFLAC 96kHz/24bit
どちらもAAC コーデックで接続
項目 | LinkBuds WF-L900 |
第2世代 AirPods |
バランス | 好みがあるので採点なし | 好みがあるので採点なし |
高~低までフラットなバランス | 中低音寄りのバランス 有線のEarPodsとほぼ同じ |
|
高音の音質 | 4 | 4 |
高音は少し足りない感じ | 高音はあまり出ていない 頭打ち感がある |
|
中音の音質 | 5 | 6 |
ボーカルやギターリフなど中音域はしっかりと聴こえるが、穴の開いた開放系のためか音圧や密度が弱く感じる |
キレイにボーカルも聴こえる クリアさは高くないが、音圧はしっかりしている |
|
低音の音質 | 6 | 6 |
低音もちゃんと出ている |
低音はよく出ているが強すぎない | |
解像感 | 5 | 5 |
ドライバー自体の解像感は悪くない。 ただ、穴が開いた開放系のため、音が薄く感じる |
有線のEarPodsと比較すると若干のザラつきがある 解像感は高くはないが、悪すぎることもない |
|
合計 (100点換算) |
2/40点 (50/100点) |
21/40点 (52.5/100点) |
採点は10点満点
結論から言いますと、
第2世代 AirPods Proとほぼ同等の音質でした!
ただし、骨伝導イヤホンのShokz「OpenRun Pro」と比べると、圧倒的に音質はいいです!
このイヤホンLinkBudsを評価するのは難しく、2つの基準があります。
- 一般的なイヤホンとしての音質評価
- 骨伝導イヤホンの対抗としての音質評価
今回採点したのは、①の基準としてです。
このイヤホンの本質は「音質よりも周囲の音が聴こえつつ、音楽を聴くことができる」ことなので、そう考えるとAirPodsと同等の音質というのは十分だと思います。
また、②の基準で考えた場合、ライバルモデルであろうShokzの骨伝導イヤホン「OpenRun Pro」と比べると圧倒的に音質はよく、骨伝導イヤホンのライバルとしても高いアドバンテージがあるでしょう。
【穴あきで周囲の音が聴こえるイヤホン】ソニー「LinkBuds WF-L900」をチェック!!
音のバランス:低音から高音までバランスよく鳴ります。
ソニーのイコライザは優秀なので、ある程度イコライザーでバランスを調節できるのはポイントが高いです。
ただ、音のバランスは好みがあるのでどちらがいいということはできません(なので採点なしです)。
音質:ドライバーそのもから出る音質はいいと思いますが、ドライバーに穴があいている性質上、全体的な音が薄く感じてしまうのは仕方のないところでしょう。
それでも、格安イヤホンとは比べ物にならない音質です。
骨伝導イヤホンのOpenRun Proはもっと音質が低いので、骨伝導イヤホンの対抗としてはアドバンテージがあります。
ただ、前述の「自分の声のこもり具合」の項目で書いたように、骨伝導イヤホンほど自分の声の開放感はありません。
通常のイヤホンと骨伝導イヤホンの中間的な位置づけといった印象です。
解像感:解像感は悪くなく、さすがソニーといったところです。
骨伝導イヤホンより音質はいいが、自分の声のこもり具合や環境音の聴こえ具合は劣っている。
まさに、通常のイヤホンと骨伝導イヤホンの中間的な位置づけと感じた!!
【穴あきで周囲の音が聴こえるイヤホン】ソニー「LinkBuds WF-L900」をチェック!!
【まとめ】穴のあいたイヤホン!!
ソニー「LinkBuds WF-L900」購入レビュー!!
周囲の雑音を低減するノイキャンイヤホンとは真逆の、環境音が聴こえつつ音楽や音声が聴ける骨伝導イヤホンが注目されています。
しかし骨伝導イヤホンは音楽を聴くには音質はまだ低いです。
その骨伝導イヤホンに対抗するソニーからの回答が、今回レビューした
「LinkBuds WF-L900」です!
LinkBudsは、ドライバーにドーナツ状の穴があいており、周りの音も聴こえるというのが最大の特徴です!
骨伝導イヤホンと違い、一般的なイヤホンと同じように耳の穴にドライバーが位置するので、音質も確保できるというものです。
今回、このLinkBuds WF-L900を購入したので、音質や使い心地をがっつりレビューしました!
【ここがイイ!ポイント】
- 耳を完全にはふさがないので、周囲の音を聴ける
- 一般的なイヤホンと同等の音質
- 装着した耳の周辺の顔をタップして操作可能
- かなりコンパクトな充電ケースなので携帯しやすい
【ここがイマイチ!ポイント】
- 約23,000円と価格が高い
- 骨伝導イヤホンよりも、通話時の自分の声がこもる
【こんな人にオススメ!】
- ランニングなどのエクササイズや、何か作業をしながら気軽に音楽を聴きたい人
- 骨伝導イヤホンよりもいい音質で聴きたい人
LinkBuds WF-L900を実際に使ってみて分かったことは、
一般的なイヤホンと骨伝導イヤホンの中間的な位置づけ
ということです!
音質:(高音質)一般的なイヤホン>LinkBuds>骨伝導イヤホン(低音質)
周囲の聴こえ方&自分の声のこもり具合:
(よい)骨伝導イヤホン>LinkBuds>一般的なイヤホン(悪い)
この特性を理解した上で、骨伝導イヤホンかLinkBudsのどちらを選ぶかを考えた方がいいでしょう。
骨伝導イヤホンに対抗して、骨伝導ではなく、全く新しい発想のイヤホンを作り出したのはソニーらしくていいですね!!
このLinkBudsシリーズはこれからも期待です!
通常のイヤホンと骨伝導イヤホンの中間!!
新しい発想の商品を作り出すっていうのはワクワクするね!
【穴あきで周囲の音が聴こえるイヤホン】ソニー「LinkBuds WF-L900」をチェック!!