進化した折りたたみスマホが遂に新登場!
「Galaxy Z Fold2」
折りたたみ可能なファルダブルスマホとして業界に衝撃を与えたサムスンの「Galaxy Fold」が改善を重ねて新たに生まれ変わりました。
その名も「Galaxy Z Fold2」!
初代の課題を見事に克服し、折りたたみスマホとして隙のない仕上がりになった完成度の高いスマホです。
名称も、縦折りの「Galaxy Z Flip」と同じ、「Z」のシリーズとなりました。
折りたたみタイプは、Galaxy Zシリーズでいくようですね。
今回は「Galaxy Z Fold2」の特徴・スペック・発売日・価格について詳しく解説します!
何かと世界をにぎわせた折りたたみスマホ「Galaxy Fold」の2代目!!
問題点をかなり改善し、実用性としても魅力的なスマホになった!
Galaxy Z Fold2のスペック
Galaxy Z Fold2のスペックは次の通りです。
初代「Galaxy Fold」と比較しました!
項目 | Galaxy Z Fold2 | Galaxy Fold |
発売時期 |
2020年9月 | 2019年10月 |
SoC | Snapdragon 865+ | Snapdragon 855 |
ディスプレイ | メイン:7.6インチ QXGA+ Dynamic AMOLED 2X カバー:6.2インチ HD+ Super AMOLED |
メイン:7.3インチ QXGA+ Dynamic AMOLED カバー:4.6インチ HD+ Super AMOLED |
解像度 | メイン:2,208×1,768(373ppi) カバー:2,260×816(386ppi) |
メイン:1,536×2,152(362ppi) カバー:840×1,960(508ppi) |
メモリ (RAM) |
12GB | 12GB |
ストレージ (ROM) |
256GB | 512GB |
外部ストレージ | ? | なし |
OS | Android 10 | Android 9 Pie |
カメラ (アウト) |
広角:1,200万画素 超広角:1,200万画素 望遠:1,200万画素 |
超広角:1600万画素 広角:1200万画素 望遠:1200万画素 |
カメラ (イン) |
1,000万画素 | 1000万画素 |
カメラ(カバー) | 1,000万画素 | 1000万画素 800万画素 |
生体認証 | 指紋認証、顔認証 | 指紋認証、顔認証 |
サイズ | 159.2×128.2×6.9~6.0mm(開) 159.2×68.0×16.8~13.8mm(閉) |
160.9mm×117.9mm×6.9mm(開) 160.9mm×62.8mm×15.7mm(閉) |
重量 | 282g | 276g |
バッテリー |
4,500mAh | 4,380 mAh |
ワイヤレス 充電 |
◯ | ◯ |
防水 | ー | ー |
ハイレゾ | ? | ー |
おサイフケータイ | ? | ー |
テレビ | ー | ー |
「折りたたみ」という独自性に目が行きがちですが、スペック面もかなりの高水準となっています。
ディスプレイサイズは、メイン7.6インチ、カバー6.2インチと大型化を図っている中でも、本体サイズのスマートさをキープしています。
トリプルレンズのメインカメラに、インカメラ、カバーカメラの合計5つを搭載。
メモリ12GB、ストレージ256GBとパワフルな処理機能も備えています。
ステレオスピーカー内蔵で、本体を開いた状態では、Bluetoothスピーカーなどの外付けスピーカーが必要ないほどの迫力あるサウンドが聴けるとのことです!
折りたたみだけじゃなく、基本性能もモンスタースペック!
かなり魅力的!
Galaxy Z Fold2の特徴
「Galaxy Z Fold2」の1番の特徴は何といっても「折りたためる」点にありますが、初代の「Galaxy Z Fold」と比較しても、さまざまな改善がなされています。
スペックも申し分なく、とてつもないポテンシャルを秘めたモデルになっているので、その特徴を1つずつ見ていきましょう!
初代から改善された背面構造とデザイン
「Galaxy Z Fold2」は初代の「Galaxy Z Fold」の課題を1つずつ改善する形でデザインされたモデルです。
折りたたみのために使用されるヒンジには、さまざまな工夫が盛り込まれており、見た目をよりスタイリッシュにした上で、耐久性の向上も図っています。
また、閉じたときのサイズもヒンジ側が「17.1mm→16.8mm」、合わせ部分が「15.7mm→13.8mm」とスリム化に成功。
ヒンジの開閉機構には「Magnetic Support System」が採用され、スムーズな開閉を可能にした上で、閉じた際でも端末を保護できるようになっています。
フロントカメラも初代のノッチデザインから、パンチホールデザインに変更することでディスプレイの占有面積を向上し、より大画面が映えるデザインに進化しました。
左:初代「Galaxy Fold」、右:新型「Galaxy Z Fold2」
ノッチがなくなったことで、画面が広くなった
その他にも、さまざまな点で改善と進化を遂げ、「Galaxy Z Fold2」は隙のない折りたたみスマホとなっています。
折りたたみの要であるヒンジが改善された!!
大きかったノッチもなくなって、広げたときに、より広々となったね!!
折りたたみ時の背面ディスプレイを4.6→6.2インチに大型化
初代の課題としてあったのが折りたたんだ際の背面ディスプレイが4.6インチと小さかったことにありました。
おそらく初代のコンセプトとして、「折りたたんでいるときは小さな画面で簡単な操作や通知を確認して、広げた大画面でアプリなどの操作」のように考えてたと思います。
しかし実際には、折りたたんだ状態でも普通に使えた方がいいに決まっていて、初代の4.6インチでしかも細長いディスプレイは使いにくく不評でした。
「Galaxy Z Fold2」では、背面ディスプレイを大型化し、折りたたんだ際のサイズは6.2インチと約1.63倍に進化しています。
左:初代「Galaxy Fold」、右:新型「Galaxy Z Fold2」
背面ディスプレイの大きさが全く違う
そのおかげて、厚みや重さは別として、折りたたんだ状態なら普通のスマホと同じように使うことできるようになりました!
折りたたみスマホとして、どういったスタイルでも使いやすく満足感の得られるディスプレイにアップグレードしています。
折りたたんで普通のスマホとして使い、広げてタブレットとして使える。
まさに理想の折りたたみスマホになった!
広げたときの画面も7.3→7.6インチに大型化+耐久性もUP
広げた際のディスプレイは初代の7.3インチから、7.6インチへの大型化に成功しており、初代で見られた耐久性に関する脆弱性にも改善を加えています。
画面サイズは前モデルから約1.12倍拡大し、ディスプレイ周囲の額縁を約27%狭くすることに成功しています。
ディスプレイには、超極薄フレキシブルガラスを採用し、耐久性・剛性・キズ耐性のアップに成功しました。
また、上述したようにノッチをなくし、パンチホール型のフロントカメラ「Infinity-O Display」を搭載。
画面占有率がかなり高くなり、広々としているので動画を再生したときの臨場感も抜群です。
折りたたみ画面もガラスで耐久性やキズ耐性アップ!!
パンチホール採用で、超広びろ!!
大画面を効率よく使用できる「マルチアクティブビュー」
開いたときのディスプレイサイズが7.6インチとかなり大型化されている中で、画面をより効率的に利用できる「マルチアクティブビュー」が搭載されています。
「Galaxy Z Fold2」では、3つのアプリを分割して表示しながら操作を行うことが可能です。
レイアウトの切り替えや同じアプリを複数起動するといった操作も可能で、アプリ間のファイルのドラッグドロップにも対応しています。
例えば、Excelで作成した表データをPower Pointにワンタッチで貼り付けるといった操作も可能です。
単に3つのアプリを同時に使えるだけでなく、
それぞれで連携できるのがいいね!
メインディスプレイに「アダプティブリフレッシュレート」を採用
メインディスプレイには、リフレッシュレートを自動的に変更する「アダプティブリフレッシュレート」が搭載されています。
動きの少ないWebサイトの閲覧では11Hz、動画では24~120Hz、ゲームだと48~120Hzといった具合に最適なリフレッシュレートに調整することが可能です。
これによって、パフォーマンスを最適化しながらバッテリーの節約を実現できるため効率の良い運用ができます。
個人的には、Webの閲覧でも120Hzでヌルヌルスクロールさせたいんだけど、
そういうのも可能なのかなぁ
ディスプレイを開いた状態で自立ができる
「Galaxy Z Fold2」では、ヒンジを75~115度の範囲で開いた状態の自立が可能になっています!
例えば、上側の画面で動画再生をしながら、下側の画面でコントロール画面の操作ができるといった使い方もできるでしょう。
デュアルディスプレイのクラムシェルのように使える!
これは便利そう!
トリプルカメラ+フロントカメラ+カバーカメラの5つを搭載
「Galaxy Z Fold2」の背面には1,200万画素のトリプルカメラ(広角、超広角、望遠)が搭載されています。
インカメラは1,000万画素のスペックを持ち、さらにカバーディスプレイ側にも1,000万画素のカメラが搭載されています。
合計5つのカメラが搭載されていることで、あらゆる撮影シーンに対応できるでしょう!
例えば、本体を開いた状態で撮影する際、被写体側はカバーディスプレイで自分の姿を確認することができます。
自撮りの際にもメインカメラを自分に向けてカバーディスプレイで姿を確認できるので、高画質な自撮りが撮影可能など、撮影時の利便性がグッと高まっています!
さらに、動画撮影においても「Pro Video Mode」が搭載されており、ズーム速度や音声ステレオレベル、ヒストグラム表示といったかなり詳細な設定が可能です。
録音も本体だけでなく、BluetoothやUSB接続のマイクの動作設定もできます。
撮影機能も超高機能!
自撮りをメインカメラの高画質で撮れるのは、かなり魅力的!
ヒンジもよりスマートで気にならないデザイン
初代では折りたたみの使用する「ヒンジ」も見た目がゴツく、どこか洗練されていない印象を受けたユーザーも多くいましたが、この点も改善を図っています。
「Galaxy Z Fold2」では、ヒンジの構造を変更し、より目立たないスマートなデザインとなっています。
さらに、本体のカラーバリエーションが2色なのに対して、ヒンジ部分には4色のカラーが採用されています。
ヒンジ部分のみをカスタマイズすることもできるので、アクセントカラーとして選ぶのも楽しそうですね!
また、ディスプレイの開閉についても「Magnetic Support System」により、初代よりもスムーズは開閉を実現しました!
折りたたみの根幹となるヒンジも改良された!
ヒンジのカラーが選べるのはすごくいい!
5G通信をフルサポート
「Galaxy Z Fold2」は一部の国・地域で5G通信にも対応することが発表されています。
ただ、日本向けのモデルで5Gに対応するかどうかは未定です。
ちなみに初代ではイギリスなど一部の市場のみで5G版が提供されていました。
Snapdragon 865+・RAM12GB・ストレージ最大512GBの高スペックを搭載
スペックに関しては言うことはありません。
CPUは「Snapdragon 865+」、メモリ「12GB」というハイスペックぶりに不満を持つユーザーはいないでしょう!
ただし、ストレージは256GBのようで、旧モデルでは512GBも選択できたので大容量を望む人は残念かもしれません。
バッテリーは4,500mAhと大容量で、ただ「折りたためるだけ」のスマホではないことがわかります。
3.5mmオーディオ端子はなし、スタライス未対応
「Galaxy Z Fold2」の弱点としては、イヤホンジャックがないという点と、スタライスにもサポートしていない点の2つです。
イヤホンジャックがないのは、最近のスマホでは当たり前になっていますね。
ただ、本体にはデュアルスピーカーが内蔵されており、開いた状態だとBluetoothスピーカーが必要ないほどの壮大なサウンドが楽しめます。
しかしペンについては、広げた際にタブレットのような操作が可能な分、タッチペンに対応すれば完璧かと思ったのですが、今のところ対応するという情報が出ていません。
Galaxy SとGalaxy Noteのように、違うシリーズとして発売される可能性もありますね。
Galaxy Z Fold2の発売日・価格
「Galaxy Z Fold2」の発売日と価格は以下のようになっています。
- 発売日:2020年9月18日(アメリカ)
- 店頭想定価格:1,999ドル(約21万円)
初代の「Galaxy Z Fold」の端末価格が2,000ドル(約22万円)だったので、そこから少し価格を落とした設定となりました。
日本での発売に関しては未定となっており、まずはアメリカでの市場投入が予定されています。
価格は初代とほぼ同じ。
やっぱり高いけど、折りたたみやスペックを考えたら妥当なところかな
【まとめ】ガジェット好き必見!隙のない進化を遂げた「Galaxy Z Fold2」
- 初代の背面構造とデザインを大幅改善
- 折りたたみ時は6.2インチ、広げた時は7.6インチのディスプレイ
- ディスプレイの耐久性もUP
- 3つのアプリが同時に操作できる「マルチアクティブビュー」
- 「アダプティブリフレッシュレート」を採用で最適化と省エネ化を両立
- ノッチをなくしてパンチホール型にして、画面占有率アップ!
- ヒンジも目立たずスマートなデザインに!4色のカスタマイズも可能
- スナドラ865+、メモリ12GB、ストレージ256GBとスペックは申し分ない!
- イヤホンジャックなし+スタライス未対応
初代の「Galaxy Fold」は、奇抜なコンセプトながらも、どこかプロトタイプ的な印象が強く、課題も多く見られました。
今回発表された「Galaxy Z Fold2」は、初代で得たフィードバックを検証し、改善を重ねることでより洗練された折りたたみスマホとして進化を遂げています。
他にはない未来を感じさせるガジェット好きには堪らないモデルなので、発売方法や価格を是非チェックしてみてください!
初代は、目新しさで欲しくなったけど、新型は「ちゃんと使えるスマホ」として欲しくなった!!
買っちゃうか、、、どうしよ、、、
大きく進化した折りたたみスマホ
「Galaxy Z Fold2」は、、、— SORA@【まあまあ毎日更新!!】デジアニゲー日記 (@SORA_NO_IRO_) August 7, 2020
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