ケーブルなしで、離れた場所で充電できる!?
現在、スマートフォンなどの電子機器を充電するには、USBケーブルなどの電源ケーブルを繋げるか、iPhoneやAndroidで使われている規格「Qi(チー)」のように、ケーブルは必要ないが、専用の充電台の上に置いて充電する方法があります。
充電は電子機器が増えるほど煩わしくなるもので、理想としては、「ケーブルなし」で「遠隔で充電」でしょう!
スマホ、タブレット、スマートウォッチ、Bluetoothヘッドホンなど、、、、充電が必要な機器はどんどん増えてますからね!
今回、CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で披露された、「WattUp」はQiのように専用の台に接触させることなく、トランスミッター(電気の送信元)から1mほど離れた場所までのデバイスに充電できるとのことです!!(正確には最長3フィート(約90センチ))
しかもその範囲であれば、同時に複数(10台)までの端末を充電できます!
このシステム「WattUp Mid Field transmitter」が米連邦通信委員会(FCC)の認可を取得したとこのですので、つまり製品化されるということですね!
開発したEnergous Corporationによると、技術的には最大約4.5m離れた場所での充電まで対応できるとのことです!
WattUp from Energous
どんな仕組み?
仕組みとしては、Qiのような“置くだけ充電”のものは電磁誘導方式が主であるのに対して、WattUpはWi-Fiのような電波(RF)を使う方式なので、遠隔充電が可能とのこと。
最大10台同時の充電が可能であり、また、「送信機と受信機のメーカーが異なっていても」充電が可能らしいです!
これは普及するのにすごくいいですね。
どんな機器に搭載されるの?
Energous社としては、PCのディスプレイやスマートスピーカー、テレビなどに搭載する事を想定しているそうです。
PCディスプレイに搭載すれば、近くに置いたスマホやタブレット、スマートウォッチなどをまとめて充電できます。
ベッドサイドなら、スマホを枕元に置いておくだけで充電されます。
個人的な心配(人体への影響)
「WattUp」関連の記事には書かれてませんが、なんとなく個人的に心配なのが、
「健康への影響」です。
電波の周波数などは触れられていませんが、ワイヤレスで電気を発生させる電波を送るということは、それなりの高出力であると考えられます。
そういったものが、人体への影響がどれくらいなのかということに若干の不安はあります。
もちろん携帯電話が普及したころから議論されていたことであり、現在は家も外もWi-FiやLTEの電波が飛びまくっています。
ただ、「充電できる」となると、それなりに人体に与える影響も大きいのかな、と“勝手なイメージ”を持ってしまうのもまた正直なところです。
ちなみに、僕はそういったことの専門家ではないし、まったく根拠はありません!!
携帯電話には、人体への影響の目安になる比吸収率(SAR)が機種ごとに公表されていたりしますが、無線の世の中にどんどんなっていく以上、こういった取り組みは続けていって欲しいですね!
遠隔無線で充電!「WattUp」 まとめ
ついに、離れた場所へ充電できる技術である「WattUp」が実演披露され、アメリカのFCCを通過しました!
電力送信元から、1mの範囲にある電子機器に、遠隔充電できます!
しかも10台同時に充電でき、技術的には4.5m程度まで可能とのこと!
スマホ、タブレット、スマートウォッチ、Bluetoothヘッドホンなどなど、、、充電する機器がどんどん増えてくる中、この技術はとても生活を便利にしてくれると思います!!
速く普及してほしいですね。
楽しみです!!