コンパクトで全部入りの高級コンデジ「LUMIX DC-TX2」!!
ここ数年、コンパクトデジカメ(コンデジ)は、スマホのカメラの高画質・高機能化に伴い、縮小し、撤退するメーカーも増えました!
そこでメーカーはスマホには真似できない、大型センサー(APS-Cやマイクロフォーサーズ、フルサイズ)を搭載した「レンズ交換式一眼カメラ」に力を入れてきました。
一眼カメラの画質は圧倒的に高画質なのですが、そのサイズの大きさ・重さや価格の高さ、レンズ交換式という煩雑さからカメラ好き向けから脱却しきれていません。
「ミラーレス一眼」と言われるコンパクトな一眼カメラも登場しましたが、やはりレンズ交換式というのは利便性の面で劣ります。
そこで各メーカーは、「1インチ」のセンサーを使うことで、コンデジよりも高画質で、一眼よりもコンパクトというかゆいところに手が届く「高級コンデジ」にも力を入れてきました!
パナソニックの「LUMIX TX2(DC-TX2)」は、そんな1インチセンサーを搭載した「高級コンデジ」に属するカメラです!
そして、コンパクトでありながら、15倍ズームやEVF(電子ビューファインダー)、タッチパネルなど、これでもかと機能を搭載した「全部入り」なのです!!
LUMIX TX2のスペックとライバルモデルとの比較
LUMIX TX2と同じ1インチセンサー搭載のカメラ、ソニー「サイバーショットDSC-RX100M5」、キヤノン「PowerShot G3 X」とスペックを比較しました!
それぞれの特徴を一言でいうなら、次のようになります!!
・LUMIX TX2:高倍率ズーム(15倍、360mm)で軽量コンパクト
・RX100M5:明るいレンズ(F1.8~F2.8)で軽量コンパクト
・G3 X:超高倍率ズーム(25倍、600mm)
LUMIX TX2の特徴
大型1.0インチ 20.1M高感度MOSセンサー
いわゆる“高級コンデジ”といわれるカメラは1インチサイズのセンサーを搭載しています。
撮像センサーは大きいほど光をたくさん取り込めるので、高感度になり、画質的にもシャッタースピード的にも有利になり、ブレにくい高画質な写真を撮影できます!
スマートフォンのセンサーサイズは1/2.3インチ(Xperia XZ2)や1/2.9インチ(iPhone X)なので、1インチセンサーはスマホカメラの約4倍もの面積になります!!
デジカメの画質を「画素数」で判断してしまいがちですが、同じ2,000万画素でも、スマホと1型デジカメでは光の取り込む量が段違いなので、感度や画質に大きく影響するのです!!
もちろん、レンズ交換式カメラのAPS-Cサイズやフルサイズといわれるセンサーは1型よりもっと大きいのですが、その分カメラ本体も大きくなってしまいます。
サイズと画質のバランスのいい大きさが1型センサーとなるのです!
高倍率・光学15倍ズームで軽量コンパクト
LUMIX TX2は、光学ズームが広角24mm~望遠360mmの15倍ズームという高倍率ズームを搭載しています!
画質がよくても、ズーム倍率が少ないと遠くのものを撮影できず不便です。
また、高倍率ズームができても、本体が大きく重くなれば携帯性が犠牲になります。
LUMIX TX2は、高倍率ズームレンズを搭載しながら、軽量コンパクトなカメラとなっており、使い勝手が非常に良いです!
電子ビューファインダー
スマホやコンパクトデジカメは、背面の液晶画面を見ながら写真や動画を撮影します。
しかし、背面液晶では腕でしっかりと固定できずに手振れが起こりやすくなります。
また、日中などの明るい場所では液晶画面が見えにくくなったりします。
LUMIX TX2は、電子ビューファインダー(LVF)を搭載しているので、両手で持って、目で覗き込む撮影スタイルができるので、手振れを抑え、明るい場所でもしっかりと撮影対象を見ることができます!!
LVFは約233万ドット相当で非常に高精細に見ることができます!
タッチモニター
背面の液晶画面はスマホと同じ静電容量方式のタッチパネルになっているので、フォーカスを合わせたい対象にタッチするだけで、ピントをそこに合わせることができます!
タッチシャッター機能では、対象をタッチするだけでピントを合わせて同時に写真を撮影することもできます!
撮影した写真や動画の確認もピンチイン/ピンチアウトで直感的に操作できます!
4K動画撮影、4K PHOTO機能
LUMIX TX2は、4K動画の撮影(30 fps)にも対応しています!
1型の高感度センサーで4K動画の撮影ができるので、スマホでの4K動画よりも高画質に撮影できます!
また、LUMIXシリーズの特徴的な機能に「4K PHOTO(4Kフォト)」機能があります!
これは、4Kの動画を30枚/1秒の連写撮影と考えた撮影方法で、4K動画を撮影した後に、その好きな一コマを切り出して、4K(約800万画素)の写真とすることができる機能です!!
この機能により、普通の静止画撮影では難しい決定的瞬間も簡単に撮影することができます!
更に新しい機能として、被写体が動いた軌跡を合成する機能も搭載されました!
4K PHOTO機能を応用して、全てのフォーカスの写真を撮影しておき、撮影後に好きなフォーカスを選択できる「フォーカスセレクト」機能などがあります!
空間認識オートフォーカスによる高速AF
画面に写るすべての被写体との距離を瞬時に算出する空間認識技術(DFD*テクノロジー)により、更なるAFの高速化と追従性能の向上を実現。急に訪れる決定的瞬間を、すばやい合焦機能で逃すことなく撮影できます!
BLE(Bluetooth Low Energy)による常時接続
常時、スマホのBluetooth®と接続し、撮影時には転送速度の速いWi-Fi®接続に自動で切り替わるので、よりスムーズにリモート撮影に移行できます!
しかもBLE(Bluetooth Low Energy)なので、常時接続していても電力の消費量はかなり少なくて済みます!
さらに撮影後の持ち歩きの際、バッグ等の中に本体を入れたまま電源を入れて撮った画像の確認がスムーズにでき、とても便利です。
全部入り高級コンデジ!パナソニック「LUMIX TX2」まとめ
パナソニックから1型センサー搭載の高倍率ズームコンパクトデジカメ、「LUMIX TX2」が発売されました!
1型センサーコンデジは、画質と本体サイズのバランスがよく、使い勝手のいいカメラであり、ソニーやキヤノンからも発売されています。
ライバル機(ソニー:DSC-RX100M5、キヤノン:PowerShot G3 X)との違い(優れている点)をざっくりと上げると以下の点です。
・高倍率ズーム(光学15倍)*RX100M5は標準ズーム(光学2.9倍)
・軽量コンパクト(総重量:340g)*G3 Xは総重量733g
・電子ファインダー搭載 *G3 Xはファインダーなし
・タッチモニター搭載 *RX100M5はタッチ機能なし
・4K動画撮影 *G3 XはフルHD動画撮影
以上のことから、LUMIX TX2は、1型センサー搭載の高画質デジカメでありながら、高倍率ズームと軽量コンパクトサイズを両立した、非常に使い勝手の良いデジカメとなっています!!
パナソニック「LUMIX DC-TX2」、いかがでしょうか!?
経験上、デジカメはコンパクトで高画質なものに限ります。
フルサイズ購入→重い→持ち出さない→滅多に使わない→売却の流れを経験しました。
本格的にカメラに打ち込むなら別ですが。
下町の野良猫さん
僕も同じような経験をして、結局、コンパクトで高画質という結論に達しました!
1インチセンサーは画質も大きさもが妥協できるバランスのよさが魅力ですね!