クジラの子らは砂上に歌う 第六節 「明日、人を殺してしまうかもしれない」
クジラの子らは砂上に歌う第6話を見ました!
第5話の感想はこちら↓
今回は帝国との4日後の決戦に備えて子供たちがサイミアを使って、戦いの訓練をしているところから始まります。
↑ リコスに服を作ってあげる女の子たち。そして友達を殺された悔しさから戦うことを誓う。
泥クジラの民たちは自衛団以外はサイミアを戦いに使ってはいませんでした。
そしてサイミアは20代を超えていくほど弱まっていきます。つまり幼い子供たちさえ戦場にでなくてはなりません。言葉もたどたどしい子供たちが戦いの訓練を受けるのです。
スオウたちが作戦会議をする中、長老会の一員であるラシャが訪れる。
ラシャはスオウに言い寄る。
「子供たちは明日人を殺してしまうかもしれない。明日死んでしまうかもしれない。それをお前が決めたんだ。」
「何もしなければ死を待つだけです。私たちは立ち止まる訳にはいかないのです。」とスオウが握ったてを震わせながら言う。
オウニの仲間たちが集まる場所。
オウニと親友ニビの回想。
子供のころ、オウニを子分にしてやるというニビにオウニが殴りかかりケンカになる。泣くニビと平気な顔のオウニ。
二人は罰として地下牢に入れられる。そのときオウニは、この牢屋も泥クジラの島もどちらも同じで狭いだけだと嘆く。
ニビはオウニに仲間になれと言い、それなら俺が外の世界へ連れ出してやると言う。
そしてオウニはニビたちの仲間になり、子供時代を過ごす。
そして現在、語りあう二人。
「いつか俺たちを置いて、ひとりでどっか行っちまうんじゃねえかって」とオウニに気持ちを伝えるニビ。
「行かねえよ。」ニビに背を向けたまま答えるオウニ。
(こっち向いて言ってくれよ、、オウニ。)心の中で思うニビであった。
服を着替え、チャクロに会うリコス。
服が似合っているとチャクロに言われ、照れてしまう。
「やっぱり心なんてじゃまだ、、、。」顔を赤らめ、ひとり思うリコス。
ハイ!リコスかわいい。↑
明日は“砂戻りの日”だと砂を集める子供たち。
スオウたちの作戦会議。砂戻りは無理ですよねとスオウ。
翌日、集会で明日の作戦について演説するスオウ。
しかし、スオウの頭に大量の砂がかけられる。
チャクロと友達たちが、自動砂かけマシンで砂をかけたのだった。
スオウは怒り、砂をかける。
それをきっかけに子供たち、大人たちも無礼講だと砂をかけあう。
“砂戻り”は年に一度、無礼講で砂をかけあうお祭りである。
そのもう一つの意味は、砂に溶けていた魂が、かけられた砂を通して自分たちの元に帰ってくる。
サミーを思い出すチャクロ。
「見守っていて」とチャクロ。
シュアンとその妻。
シュアンは自分も長老会から命令され、戦いに参加することを妻に告げる。そして、妻に自決するように言う。死体が醜くならないようにと、にこやかな顔で。その心のない言葉に泣く妻であった。
高台に昇るチャクロ。そこに現れるネリ。
しかし、見かけは同じでも、ネリではないと気付くチャクロ。
ネリはどこに行ったのかと尋ねるチャクロに、
「ネリはママのお腹に帰った。ママの傷を癒すために。」少女は言う。
「ママって、、?」とチャクロ。
「私ね、ネリと血を分けた双子なの。エマって呼んで。」とその少女エマは言う。
「約束して欲しい。絶対にこの島を守って。ずーっと永遠にみんなで生きていきましょうよ。」
「あんたが生き残ることができたら、ファレナの秘密を全部教えてあげるわ。」とエマ。
泥クジラの歴史を知っているエマ。
そして、エマから輝く翼が広がり、笑ながら空を飛ぶ。
エマたちは何者で自分に何を伝えようとしているのかと聞くチャクロ。
しかしエマは笑いながら飛んで消えてしまう。
翼で飛ぶのかと思ってたら、すごい飛び方に、、、。↑
作戦前夜にオウニの元に集められるチャクロたち。
帝国スキロスの艦に潜入し、ヌースを破壊することを任命されている。
お守りを腕に巻き付けていくメンバーたち。
笹船と呼ばれる小型船に乗って砂嵐の中出撃しようとするチャクロたち。
そこにニビが現れ、オウニと共にすると言ってきた。
オウニたちが揉めているときに、チャクロが何かの音に気付く。
「来てる 敵はすぐそこにいる!」とリコス。
まとめ・感想
今回は、帝国との決戦前の話でした。
子供たちに頼らなければならない大人たち。
ラシャがスオウたちに言った言葉は、ただの嫌がらせなのか、それとも何か真意があるのか、、、?
全員集団自決を選んだ長老会が正しいのか、生きるために戦うスオウたちが正しいのか、これからいったいどうなるのでしょう?
孤独な心を持つオウニに、友であるニビと仲間たちの存在。
そしてついに攻めてくる帝国のスキロス艦隊!!
チャクロたちは無事に勝利することができるのでしょうか?
ついに決戦!楽しみですね!!