Apple HomePod 2018年初旬に延期
アップルが以前より年内(12月)に発売するとしていた、スマートスピーカー“Home Pod(ホームポッド)”が2018年初旬発売に延期となりました、、、。しかもこれは米国や英国での発売予定ですので、日本はさらに遅れると予想できます。
この1~2カ月はiPhone Xかスマートスピーカーの話題で持ちきりのデジタルガジェット界隈ですが、iPhoneやMacをもつ帝王Appleが放つスマートスピーカー“Home Pod”は、現在発売されている、Google Home、Amazon Echo(エコー)、LINE Clova WAVEと比べてどのような特徴があるのでしょうか?
現在わかっている情報を元にまとめてみたいと思います!
Introducing HomePod — Apple
アップル公式動画
Apple Home Podの特徴
1.音声アシスタント“Siri”によるApple Musicなどの音声操作。
2.6アレーのマイクにより、大音量で音楽を再生していても、音声操作が可能。
3.周囲の環境や人の位置を認識し、最適な音を鳴らす。
4.2つ使ってステレオにできる。
5.価格が349ドル(約38,000~39,000円)
ホームポッドの価格が38,000円というのは、対抗する他のスマートスピーカーと比べても、2倍、いや3倍の価格というのは非常に高いです!!
この値段に見合うだけの価値(性能)があるかどうかですが、それ以前に、会社としてのモノの売り方のスタンスの違います。
例えばAmazonは“サービス”を売る会社なので、ハードウェアはとにかく値段を下げてばら撒きます。Kindle、Fireタブレット、Fire TVなどどれも破格の値段で売りさばきます。
そして、ハードの下地を整えて、それに乗っけるサービスで儲ける戦略です。
AppleはiPhoneやMacなど“ハードそのもの”の売り上げで成長します。もちろん音楽や動画配信もありますが、あくまで核は“ハード”です!
ということは当然ハードにはコストをかけてきます。
他のスマートスピーカーが“音楽も機能の一つである”というスタンスに対して、HomePodは、ティム・クックが「音楽を再発明する。」と言ったように、音楽プレイヤーとしての機能がメインとなるようです。
そのため、上記に書いた2、3、4の特徴のように、音楽に対してコストをかけたハードとなっています!
また、他のスマートスピーカーがクラウドベースの音声認識AIなのに対して、HomePodは“機器内”で処理するようです。そのためハイスペックなCPUを必要とするため、コストに関係してくるようです。
スマートスピーカーと一口に言っても、HomePodは他と少しコンセプトが違うようです。
そのコンセプトとこの価格。
市場の反応はいったいどうなるのでしょうか!?
HomePod公式サイト(英語)