Amazon Echo(エコー)とは?
スマートスピーカーとは、音声認識AIを搭載したスピーカーです。
スピーカーに話かけると音楽を鳴らしてくれたり、天気やニュースを教えてくれたり、いろんなことができます。
スマートスピーカーは最近話題にあがっていますが、現在は3社から発売されています。
アップルからも発売が予定されていますが、2018年になるようです。
現在発売中の3大スマートスピーカー
Google:Google Home(AI:Googleアシスタント)
Amazon:Echo(エコー)(AI:Alexa(アレクサ))
LINE:Clova WAVE(クローバウェーブ)(AI:Clova(クローバ)
今回購入したのは、上記にあるように、アマゾンが発売しているEcho(エコー)です!
ちなみに僕は、Google HomeとGoogle Home Miniも持っています!
(Miniはまだ未開封)
ソニーやオンキョーなどもスマートスピーカーを出していますが、これらはAIに、Googleアシスタントやアレクサを使っており、実質は上記3機種と同じになります。
Echoは、その機能と価格によって3機種あります。
Echo:音質のいいスピーカーと搭載、価格:11,980円(税込)
Echo Dot:Echoの小型版。価格5,980円(税込)
Echo Plus:Echoにスマートホーム用のハブを搭載。価格17,980円(税込)
今回僕が購入したのは、Echoです。
現在は、メールによる招待制となっており、購入を希望して、招待メールが届いた場合のみ購入できます!
僕も長く待って、やっと招待メールが届きました!!
また、Amazonプライム会員の場合、4,000円引きの7,980円で購入できました!!
では、見せて貰おうか。Amazonのスマートスピーカーの性能とやらを!
開封!
まずは開封です。
AmazonのFire TVやFireタブレットはオレンジのストレスフリー(簡易)パッケージで統一されていましたが、Echoはそれらとは少し違いました。
また、箱の中は簡単に梱包されており、ちょっとオシャレに梱包されていたGoogle Homeとは違いました。
付属品は簡単な設定マニュアルと、どのように話しかければいいかの例が書かれた紙。そしてACアダプターのみでした!
セットアップ!
僕はAndroidスマホを使ってるので、Androidでセットアップを行いました。iPhoneでも基本的には同じだと思います。
スマートフォンに“Alexaアプリ”をインストールします。
Echoをコンセントに繋ぐと、自動で電源がオンになります。
エコーの上部円状のふちが、水色で点滅したあとに、オレンジ色に変わり、セットアップの準備ができます。
スマホを家のWi-Fiに接続しておき、Amazonからの購入の場合、すでに“〇〇さんのEcho”と登録されていますので、それを選択します。
なんらかでEchoをリセットした方は、新しいデバイスをセットアップを選択します。
アプリの画面で、Echoがオレンジに光っているかどうかを聞いてきますので、光っていることを確認して、「続行」をタップします。
スマホの設定画面から、Wi-Fiの設定で、SSID:Amazon-XXXを選ぶように指示されるので、その通りにします。
Echoとスマホが接続されると、その旨がEchoから音声で言ってくれます。
スマホの画面には、またWi-Fiの設定から、今度はルーターで使用しているSSIDを選択するように指示されるので、家のいつものWi-FiのSSIDを選択します。
ここで、ルーターのパスワードを入力する画面になりますので、パスワードを入力します。
しばらく待つと、Echoのインターネット接続が完了した旨が示されます。
Echoがネットに繋がらないときの対処法!!
ーーーーここは読み飛ばしてもいいです。ただ、Echoがネットにつながらない人は読んでみてくださいーーーーーーー
僕の場合、SSIDのパスワードを入力したところで
問題発生!!
インターネットの接続に失敗した旨のメッセージが表示され、Echoが全くネットと繋がらないのです!!
アマゾンのヘルプから、WPA2のセキュリティを替えろだの、5GHzを使えだのいろいろ設定を変えました!
Amazonのチャットヘルプにも2時間くらい対応してもらい、お手上げ状態。
ルーターメーカーのNECに電話して、また2時間くらい付き合ってもらうもお手上げ状態。
ほんと5時間は確実に無駄にしました!!!!
何度もリセットを繰り返し、もういいかとあきらめかけたとき、たまたま行ったことがありました。
Alexaアプリで新規にEchoを登録するときに、Echo、Echo Dot、Echo Plusの選択肢があります。
当然僕が買ったのはEchoですから、Echoを選びますよね。
そこを、たまたまEcho Dotにしてみたのです!!
そうするとあら不思議!
すんなりと、最後まで設定が終わり、インターネットにEchoを繋ぐことができました!!
あーー、、、、あの5時間はなんだったのか、、、。
でもよかった、ほんとによかった、、、!!
僕の使っているルーターはNECのWG2600HPという機種です!!
WiMAXのモバイルルーターでは問題なく接続できたので、NECの子のルーターとEchoとの相性の問題だと思います。
これが僕の5時間の無駄な時間で得られた結論です!!
同じような境遇の方。是非試してみてください!!!
ーーーーーーここまでーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
音声認識を試す
いろいろとアレクサに命令してみました。
こちらの質問を答えてくれたり、明日の天気を教えてくれます。
ニュースを聞くと、ニュースサイトのネットラジオ(NHKや日経新聞などが用意されてます)を再生してくれます。
このへんはGoogle Homeと変わらないですね。
それではGoogle Homeのレビューで試したのと同じ命令を、Echoのアレクサにも聞いてみましょう。
「アレクサ、明日の天気は?」
⇒「明日〇〇(自分ちの地域)の天気予報です。雲が多く、予想最高気温は〇℃、予想最低気温は〇℃です。」
「ねえGoogle、明日の天気は?」
⇒「明日の天気は最高気温〇℃、最低気温〇℃で晴れるでしょう」
「アレクサ、今日のニュースを教えて」
⇒「フラッシュのニュースです。NHKからお伝えします。」→NHKラジオニュースが流れる。
デフォルトではNHKニュースしかないです。
スキルで日経新聞やABCニュースなどを有効にすると、それぞれのニュースを聞けるようになります。
ニュースによってはラジオではなく、アレクサが記事を読んでくれます。
「ねえGoogle、今日のニュースを教えて」
⇒「最新のニュースです。NHKラジオニュースから今日〇時のニュースをお知らせします」→NHKラジオニュースが流れる。
「Alexa、清春の誕生日教えて」
⇒「1968年10月30日です」
*黒夢というバンドのボーカルの清春です。Google Homeでは年齢まで答えてくれましたが、アレクサは誕生日だけでした!
「ねえGoogle、清春の誕生日教えて」
⇒「1968年10月30日49歳です」
「アレクサ、君の知らない物語をかけて。」
⇒Super Cellの君の知らない物語が再生されました。
ちなみに僕はAmazon Music Unlimitedに登録しています!
ミュージックアンリミテッドは、4,000万曲以上が効き放題になります!
しかも、Echoシリーズで使用する場合には、月額380円(税込)と衝撃の安さになります!(通常は月額980円、プライム会員は月額780円)
アンリミテッドに登録せずに、Amazonプライムミュージックの場合は、数百曲しかありません。
ちなみにPlay MusicとMusic Unlimitedの機能の違いになってしまうのですが、Play Musicは、自分がCDからリッピングした音源もアップロードして、聴き放題の曲目と混ぜてライブラリにすることができます。
ミュージックアンリミテッドにはその機能がないので、聴き放題にある曲しか聞くことができません。
これは、マイナーなバンドの音源をたくさん持っている僕にとっては、かなり大きな差となりますね!!
メジャーであっても、例えばB’zのCDを持っていれば、Play MusicならアップロードしてGoogle Homeで再生できますから!!
「アレクサ、カップヌードルのメーカーを教えて」
⇒「その質問にはお答えできません」
「ねえGoogle、カップヌードルってどこのメーカーだっけ」
「ねえGoogle、カップヌードルのメーカーを教えて」
⇒「すみません、お役に立てそうにありません」
なぜでしょうか?
お答えできない理由かわかりません、、、。
GoogleもEchoもこの質問はダメなようです。
「アレクサ、ソニーについて教えて。」
ソニーのことを簡単にしゃべってくれました。
Googleアシスタントは、「すみませんお役に立てません。」と言って、答えてくれませんでした。
アメリカ大統領の子供の名前を聞いても、アレクサは答えてくれませんでした。
しかし、Googleアシスタントは答えてくれました。
動物の鳴き声(牛の鳴き声、猫の鳴き声など)を聞いてもアレクサは、「すみません、私にはできません。」でした。
Googleアシスタントはこういうのは得意で、いろんな動物の鳴き声を聞かせてくれます。
全体的な印象として、AIとしてはGoogleアシスタントの方が答えてくれる項目も多く、同じ項目でも詳しく教えてくれる気がします。
ただ、質問によっては、アレクサの方が教えてくれる場合もあります。
Echoでショッピング(買い物)!
エコー最大の特徴ともいえるのが、Amazonで買い物ができることです!!
なんか音声で買い物って、商品の説明も画像も見ないからちょっと怖いなーって思いました。
そこで、早速試してみました!
「アレクサ、エビアンを買いたい。」
と話しかけると、僕の買い物履歴から、エビアンの330mLの24本入りがあると言ってきました。
税込の値段も喋ってきて、購入しますか?と聞いてきます。
とりあえず試しただけなので、「いいえ」と僕は答えました。
すると次に、エビアンで検索した結果の一番最初に出てきた商品を言ってきました(ここでは1.5Lの12本)。
同じく、これを購入するかと聞いてきたので、「買わない」と答えると、他の商品についてはアレクサアプリを見てくれみたいなことを言って、買い物が終わりました。
アレクサアプリのホームを見ると、アレクサが喋った商品の写真や値段などがありました。また、そこからAmazonのサイトへ飛ぶこともできます。
アレクサアプリを見ながら、Echoに買い物を話すと、リアルタイムでスマホに商品情報がでてくるので、このやり方のほうが安心して買い物ができるかと思います!!
また、アレクサアプリの設定で、買い物にピンコードを設定することができるので、間違い購入や、子供が勝手に購入するのを防ぐこともできます。
自分の購入履歴からまず選んでくれるので、普段から備蓄している消耗品などの購入にはすごく便利だと思いました!!
これはGoogle HomeやClova WAVEにはない、アマゾンの強みなので、スマートスピーカーの実用性という意味では、一歩先を行っていると思います!
EchoとFire TVは連携できるのか!?
アメリカのEchoではFireTVと連携できるが、日本ではまだできないとの情報をネット上で見かけます(日本発売前)。
しかし実際にはどうなのでしょうか?
アレクサに「FireTVを使いたい」と聞くと、Alexaアプリでセットアップして下さいとの答えが。
早速試してみた。
しかしどうやっても連携方法がわからない。
ググってみると、すでに試してくれた方がいました。
もう少し調べてみると、日本版はソフトウェアなどのアップデートの準備中なのだとか。
まずはEchoとの会話のキャッチボールを楽しもうと思います。残念。
ありがとうございました!
やはり日本版Echoは現状ではFireTVとの連携はできないようです、、、。
Google Homeは、Chrome Castと連携してテレビのオンオフやYouTubeを再生したりできるので、Amazon Echoも早くFireTVと連携してほしいですね!
スピーカーとしての音質
ここはスピーカーである以上、気になる項目の一つですね!
とくに、Google Homeと比べて音質がどれくらい違うのか、非常に気になります!
音質は、高音から低音までバランスよく鳴っているという感じです。
Google Homeは、低音が強調されてズンズンしており、好きな人はいいかもしれませんが、軽く聞くには少し耳障りでもありました。
Echoはそういうことはなく、ほんとに良くも悪くもフラットです。
ただ、印象としては、
なにかザラっとしてるんですよね。
若干ノイジーといいましょうか。いやでもそこまで気になるほどではないですよ。うん。
まだエージングされてないっていうのもあるかもしれませんが、Google Homeと比較すると明らかに
ザラっとしてます。
ひょっとしたらスピーカーの性能の違いではなく、Google Play MusicとAmazon Music Unlimitedのデータそのものの音質の違いかもしれません。
ただ、どちらが原因にせよ、現状はEchoにはMusic Unlimited、Google HomeにはPlay Musicしか組み合わせられないので、それを含めて、このように聴こえたということです。
スキルを使ってみた!
エコーの特徴の一つとして、スキルというアプリのようなものがあります。
スキルをインストール(有効化)することにより、エコーにさまざまな機能を追加することができるのです!!
日本での発表時点で256種類ものスキルがあり、これは他のスマートスピーカーに対して、大きなアドバンテージでした。
スキルは、Alexaアプリのスキルの項目で探すことができます。
有名どころで、ピカチュウトークのスキルを有効化してみました。
「アレクサ、ピカチュウを呼んで」
というと、
「ピカ、ピカチュー!」とピカチュウのあの声が聞こえます。
適当に話しかけると、「ピカピカー」などと、意味不明な言葉を喋ってきます。
まあ、そんなスキルです(笑)
同じようなスキルで初音ミクもあったりします。
スキルはほんとにたくさんあって、
全国タクシーでタクシーを呼んだり、
すき家の牛丼を予約注文したり、
銀行口座の残高を聞いたり、
ほんとにさまざまなことができます。
スキルについては、今後別記事でまとめたいと思います!!
Amazon Echo(エコー)レビュー まとめ
やっと招待メールが届いて、購入できたAmazon Echo!
使ってみた感想、Google Homeとの比較をしてみて、
・AIとして、会話的な受け答えはGoogle Homeの方が詳しく教えてくれたり、答えてくれる項目が多い気がする。
・スピーカーとしては、高音から低音までフラットでよいが、若干ザラついてる感がある。
・音楽再生は、Google Play MusicとAmazon Music Unlimitedの機能に依存するので、Googleの方が自分の音源をアップロードできる分、多機能である。
・FireTVとの連携は日本版ではできない。
・音声でAmazonでの買い物ができる。まずは購入履歴から選んでくれるので、備蓄品などに使いやすい。
・スキルが非常に豊富で、さまざまな機能を追加できる。
【ここがイイ!ポイント】
・音声で買い物できたり、スキルがたくさんあり、Google Homeに比べて実用性が高い。
・音質は高音から低音までフラットで聴き疲れしにくい。
・ながら作業にピッタリ。
【ここがイマイチ!ポイント】
・Google Homeに比べると、会話で答えてくれる項目は少ない。
・現状、FireTVとの連携ができないので、テレビに動画を写したりできない。
・招待メールが届かないと購入できない。
【こんな人にオススメ!】
・音声で買い物をしてみたい人。
・さまざまなスキルを試してみたい人。
・招待メールが届くまで待てる人。
・実用性に一歩踏み込んだスマートスピーカーが欲しい人
ということで、会話を楽しむAIとしてはGoogle Home。スキルの充実、買い物ができることから、実用性はAmazon Echoが優れているという印象ですね!!
FireTVとの連携がまだなので、AV関連が弱いのは負けていますね。
アメリカでは圧倒的なシェアだというAmazonエコーですが、日本ではGoogle Homeより発売が遅れた上に、招待制でなかなかみなさんの手元に届かない状況です。
そこに、Googleは驚異の半額セールで、HomeとHome Miniをばらまきまくっています!!
現在日本では、Google Homeのシェアがトップだと思いますが、これからどうなっていくのでしょうか!?
とても楽しみです!!