最近話題の5Gとは!?
ガジェット好きもそうでない方も、「5G」という言葉を最近よく聞くと思います。
5Gの“G”はジェネレーション(Generation: 世代)の“G”で、第5世代の通信を表しています。
今のスマホなどの通信技術が“4G”(LTEとも言いますね)ですから、5Gは4Gの次の通信技術ということがわかります。
これを聞いて、
「あぁ、また通信速度が無駄に速くなって、料金が高くなるのね。」
なんて思ってしまう方も多いんじゃないでしょうか?(僕は最初そう思いました(汗))
まあもちろん、通信速度が速くなるのはそうなのですが、5Gはそれ以外の技術革新が含まれています。
さらに、これからの未来社会全体の進歩に5G技術は大きく関わっているのです!
1G~4Gについて
5Gは第5世代ですから、当然 第1~4世代があるわけです。
これらを簡単にまとめると次の通りです。
1G(第1世代):アナログ無線電話
2G(第2世代):アナログからデジタルへ。データ通信も可能に。
3G(第3世代):データ通信の高速化
4G(第4世代):さらにデータ通信の高速化・大容量化
この感じでいくと、5G(第5世代)は、「もっとデータ通信が高速になる」というのは予想できますね。
しかし、上述したように5Gはそれだけではないのです!
5G通信の特徴
5Gは大きなテーマとして3つのキーワードがあります!
それが次のワードです。
- 「高速・大容量」
- 「低遅延」
- 「多接続」
高速・大容量
これは誰もが予想できる特徴ですね。
今や動画や音楽のコンテンツは、YouTubeやNetflix、Spotifyのようにストリーミングで視聴されています。
そして、SDからHD、Full HD、4Kと、その画質や音質も高くなっていき、当然データ容量も増えていきます。
この傾向は今後も続いていくと考えられ、通信速度の高速化、大容量化は必須です!
5Gは規格として、下り最大20Gbps以上・上り最大10Gbps以上の通信速度を目指しています!ものすごい速度ですね!
この速度から分かるように、5Gは光回線などの家用の固定ブロードバンド回線の代替としても考えられているようです。
(アメリカの通信会社ベライゾンは、家用のルーターから5Gをスタートさせました)
低遅延
データ通信における応答速度を「遅延(レイテンシ)」といいます。
遅延は少ない方が快適なネットワーク通信が行えます。
今現在の主な通信の使い方では、データの遅延がシビアにひびくようなものはあまりありませんが、例えば、格闘ゲームの通信プレイなんかは、通信の遅延が多いと負けてしまうということは想像できると思います。
5Gでは、通信の遅延を片道、なんと1ミリ秒(0.001秒)以下に抑えることを目標としています!
これだけ遅延が少なくなれば、遠く離れていてもほぼリアルタイムに信号を送れることになるので、建設機械の遠隔操作や、車の自動運転のネットワーク、遠隔操作による医療、などを実現することができるのです!
ロボットの遠隔操作によって、田舎の地域でも名医の手術が受けられるようになる、、、そんな未来だって十分ありえるのです。
多接続性
最近「IoT」という言葉を耳にすることはないでしょうか?
IoTとは「Internet of Things(モノのインターネット)」の略称です。
これからの未来では、パソコンやスマホだけでなく、日常の周りにあるさまざまな電化製品がインターネットに繋がることになります。
今でも「スマートホーム」と言われるように、テレビや照明、エアコンなどがネットに繋がることで、音声で一括操作できたり、家の外から操作できます。
しかし今のスマート家電は、Wi-FiやBluetoothなどの無線で、家のルーターやスマホを経由してネットワークに繋ぐので、「誰でも簡単」というわけにはいきません。
それなら、LTE回線に直接つなげばいいじゃないかと考えますが、現在の4Gでは同時に接続する端末が増えすぎると、通信障害が起こるなどの問題が生じます。
そこで「多接続性」が重要となり、5Gの規格では1平方キロメートル当たり100万台の端末を同時接続できるというから驚きです!
これならば洗濯機や冷蔵庫、電子レンジ、それどころか財布や鍵、車、お店とお客などなど、周りのさまざまなものをインターネットに繋ぐことができるようになるのです!
しかも、複雑な設定なしで誰でも簡単にインターネットに繋ぐことができるようになります!
これからの未来「ソサエティ5.0」(Society 5.0)とは?
5Gが必須!?
日本は、これからの未来社会を
「ソサエティ5.0」(Society 5.0)
と提唱しています。
内閣府はソサエティ5.0を次のように解説しています。
サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)
引用:内閣府公式サイト
これだけだとよくわからないですが、社会の移り変わりの区切りをソサエティとしたときに、ソサエティ1.0から次のようになります。
- 狩猟社会(Society 1.0)
- 農耕社会(Society 2.0)
- 工業社会(Society 3.0)
- 情報社会(Society 4.0)
そして、これに続くSociety 5.0がこれからの未来社会であり、IoTにより全ての人とモノが繋がることで知識や情報がこれまで以上に共有され、新たな価値を生み出します!
Image: 内閣府
また、人工知能(AI)により、ロボットや自動運転自動車などが現れ、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などが克服されるとしています。
Image: 内閣府
このように、これからの未来の在り方を提唱するソサエティ5.0ですが、その実現には5Gの通信技術が必要不可欠です!
まさに5Gは、未来社会を作る技術と言ってもいいでしょう!
そう思うとワクワクしますね。
対応スマホ、対応機器はいつ発売?
通信速度・容量、低遅延、多接続性と、素晴らしい技術の5G通信ですが、対応する機器がなければ意味がありません。
5Gに対応したスマホや機器は、いつ発売されるのでしょうか?
2019年1月にラスベガスで開催された電子機器の見本市である「CES 2019」では、5G対応のスマートフォンが各社から発表されました!
また5G通信を実際に体験することもできたようです。
Image: engadget日本版
まさに、CES 2019は5Gの幕開けを感じるイベントだったといえます。
しかし、日本のスマホメーカーは5G製品を発表しておらず、5Gの実用は世界よる遅れてしまいそうです。
日本政府(総務省)は東京オリンピック開催の2020年の実用化を間に合わせるとしています。
5Gのサービス開始は、プレサービスの開始が2019年中、本格的な開始は2020年からとなりそうです。
【まとめ】5G通信とは!?
ソサエティ5.0が作り出すこれからの未来社会
最近、「5G」通信という言葉をよく耳にするようになりました。
5Gは、現在のスマホの通信技術「4G」(LTE)の次の世代となる通信技術です!
その特徴は、高速通信・大容量化だけでなく、低遅延、多接続性も特徴としており、今後、さまざまなモノがインターネットに繋がるIoTを実現します。
そして、日本政府が提唱するこれからの未来社会である
「ソサエティ5.0」(Society 5.0)
の実現には、この5G通信技術が必須となるのです!
Image: 内閣府
情報社会であったソサエティ4.0の次の社会、知識や情報がこれまで以上に共有され、新たな価値を生み出す、それがソサエティ5.0です!
5Gに対応した端末や機器は、世界の各社が発表していますが、日本メーカーはまだ未発表で遅れています。
しかし、政府は東京オリンピックの2020年に本格的に開始するとしています!
ヒトとモノがより大きく繋がり、情報共有される5G通信技術!
そしてそれを基盤とした、これからの未来社会であるソサエティ5.0!
新しい社会、未来の入り口にいるというだけで、ワクワクが止まりません!!
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