iPhoneはシニア(高齢者)でも簡単に使える!!
僕の70歳を超える父親が、急きょ携帯電話が必要になったため、どの機種にするべきかじっくり検討した内容を前の記事で紹介しました。
その結果、「iPhone SE (第2世代)」を選択しました!
「iPhoneはシニアには操作が難しいのでは?」と思うかもしれませんが、
iPhone(iOS)は設定を変更することで、いろいろな人に対応できるようになっています。
それこそ、らくらくスマートフォンのように分かりやすくすることも可能です!
初期設定(左)と比べて、右のようにタップ一つで相手に電話できたり、大きくシンプルにすることが可能
この記事ではシニア世代が使いやすいようするための、iPhoneの設定方法を紹介します!
また、充電器やストラップなどシニア世代におすすめのアイテムも紹介しましたので、ご覧ください!
iPhoneはAndroidのようにいろいろなアプリを使わなくても、
基本機能で使い勝手をかなりカスタマイズできるようになっている!
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iPhone(iOS)のシニア向け設定方法
iPhoneをシニアが使いやすくするための設定方法を解説していきます!
記事を執筆時点でのiOSのバージョンは、iOS 14.5.1です。
バージョンが古いままの人は、アップデートして最新バージョンにしてください。
文字を大きく・太くする
まずは、文字を大きくして読みやすくしましょう。
今回選択したiPhone SEは、画面サイズが小さいのでデフォルトでは文字が小さいので、シニアには特に読みにくいですね。
文字の大きさの設定方法は次の通りです。
「設定」>コントロールセンター > テキストサイズを変更 >
スライダーを右に動かして文字を大きくする
スライダーを右にすると文字を大きくできる。大きさも確認できる。
文字の大きさは、一番大きくするか、それより一つ小さい大きさがいいでしょう。
一番大きくすると、画面に文章が収まりきらずに逆に読みにくくなるので、確認して選んでください。
また、文字を太くすることもできます。
太くすればクッキリするので、更に読みやすくなります。
「設定」>画面表示と明るさ > 文字を太くする >
チェックボックスをオンにする
文字を太くすることで、クッキリと見ることができる。
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アプリのアイコンを大きくする
次に、ホーム画面に並ぶアプリのアイコンを大きくしましょう。
アイコンを大きくすることで、シニアの方でもタッチしやすくなります。
また、必要なアイコンだけをホーム画面の1ページ目に配置し、触る必要のないものは削除したり2ページ目に置いておきます。
「設定」>画面表示と明るさ > 表示 >
拡大にチェック > 再起動する
拡大にチェックを入れて、有効にするには再起動します。
ホーム画面にアプリがたくさん並んでいるとシニアの方は混乱しますので、必要最低限のものだけを1ページ目に配置します。
必要のないアプリは削除し、使わないものはフォルダにまとめて2ページ目に配置しておきます。
ホーム画面の1ページ目(左)は最小限のアプリにして、普段使わないものを2ページ目(右)に配置する。
例えば僕の場合、1ページ目にはカメラ、写真、連絡先を配置し、更に画面下(ドック)には電話、サファリ、メッセージにしました。
(この後、もう少し増やしますが)
アプリの移動や削除、フォルダにまとめるのは、iPhoneを使っている方ならすでに知っていると思いますので、ここでは詳しい方法は割愛します。
[iPhone/iPad]ホーム画面のアプリケーションやアイコンを移動させる方法(レイアウト変更)を教えてください。(SoftBank)
[iPhone/iPad]不要なアプリケーションの削除方法を教えてください。(SoftBank)
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画面が消えるまでの時間を長くする
シニアの方は、迷いながら操作したりして時間がかかってしまう人も多いと思います。
iPhoneはデフォルトでは1分に設定されており、すぐに画面が消えてしまい混乱の元になります。
そこで画面が消灯するまでの時間(自動ロック)を長く設定しておきましょう。
時間無制限も困るので、最長の5分がよいと思います。
「設定」>画面表示と明るさ > 自動ロック > 希望の時間を選択
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余計な操作ができないようにする
操作の際にアプリアイコンを長くタッチしてしまって、移動・削除モードになったり、アプリが課金されないかなどを心配してしまう場合もあると思います。
そういった余計な操作ができないように設定しておき、それを使うシニアの方に伝えておけば本人も安心するでしょう。
「設定」>スクリーンタイム > コンテンツとプライバシーの制限 > コンテンツ制限 > Appの削除 >「許可しない」をチェック
「設定」>スクリーンタイム > コンテンツとプライバシーの制限 > コンテンツ制限 > App内課金 >「許可しない」をチェック
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電池残量が一目で分かるようにする
iPhoneはバッテリーの残量は小さく表示されている電池のアイコンのみで、パーセントの数字もなく一目で分かりにくいです。
特にiPhoneなどのスマホはガラケーと違ってバッテリーの持ちが悪いので、こまめに充電が必要です。
そこで、バッテリーの残量が一目で分かるように大きく表示させます。
iOS14から搭載された「ウィジェット」を使えば可能です。
アイコンを長押しして表示される右上の「+」をタップします。
ウィジェットの一覧が表示されるので、バッテリーのウィジェットを長押ししてホーム画面に移動させて完了です。
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電話の発着信の設定
家族にワンタップで電話できるようにする
iPhoneでも「らくらくホン」や「らくらくスマートフォン」のように、家族など特定の電話番号にワンタップで電話をかけるようにできます。
iOSに標準搭載されている「ショートカット」という機能を使うことで、指定した動作を登録することができます。
ショートカット機能を使って、ワンタップで電話をかけられる設定を解説します。
「ショートカット」をタップして、右の「+」をタップします。
「アクションを追加」をタップし、次の画面で「電話」と入力して検索します。
電話アプリをタップします。
「発信」をタップし、登録する人を選択します。
(電話帳に登録された人から選ぶので、予め電話帳に登録しておきましょう)
アイコンの色と絵柄を設定します。
登録したいショートカットの名前を入力し、「ホーム画面に追加」をタップします。
アイコンのプレビューが表示されるので、確認して「追加」をタップします。
ホーム画面に作成したショートカットのアイコンが表示されれば完了です。
このアイコンをタップすれば、登録した相手に電話を発信します。
同様に登録したい人のショートカットを追加していきましょう。
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着信画面をフルスクリーンにする
iOS14から電話の着信が全画面ではなく、バナーで表示されるようになりました。
iOS14以降では電話着信がバナー表示になった。
ウェブ閲覧や動画視聴中でも突然画面が切り替わらないので便利なのですが、シニア層にとっては逆に小さくて分かりにくいです。
なので、これまでと同様にフルスクリーンの着信画面に設定しましょう。
設定でフルスクリーンにできます。
「設定」>電話 > 着信 >「フルスクリーン」をチェック
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充電は無線充電器(置くだけ充電)を使う
iPhoneやスマートフォンは頻繁に充電をしなければなりませんが、特にLightningケーブルは充電端子が小さく、細かい作業になるのでシニアでは、うまく接続できない人もいるでしょう。
そこで、充電は無線充電器を使うことをお勧めします。
無線充電器なら置くだけでいいので、細かい接続をしなくていい。
僕は手持ちで余っていたAnkerの充電器を渡しました。
充電器の形は、写真のように立てて置けるものがおすすめです。
これなら間違いなく充電されます。
Anker PowerWave 10 Stand(改善版) ワイヤレス充電器
平面に寝かせて置くタイプは、充電される位置にちゃんと置かないと充電できなかったり、充電している間に位置がズレて充電されていないということが起こるのでお勧めしません。
こういうタイプは、シニア世代にはやめておいた方がいいでしょう。
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ストラップを付ける
これまでは、iPhoneのiOSの設定を変更してきましたが、
iPhone本体は滑りやすくシニア世代にとっては持ちにくいです。
そこで今回、滑りにくいようにTPU素材のケースと、手首を通せるくらい太いストラップを取り付けました。
あと、ガラスフィルムも貼りました。
大きめのストラップを取り付けた
ケースを選ぶ際に気を付けないといけないのは、
ストラップ用の穴(ストラップホール)のあるものを選ぶことです。
iPhone本体にはもちろんストラップを取り付ける穴はないですので注意しましょう。
僕がAmazonで購入したケースは次のものです。
ONES 半透明 iPhone SE(2020)/8/7 ケース
ストラップホールがちゃんとあり、4つの角や上下のベゼル部分が厚くなっているので、衝撃にも強そうです。
ストラップホールがあります。
ストラップは、携帯電話によく使う細めのものではなく、手首も通せる太くて大きいものを選びました。
首から下げるネックストラップも考えましたが、シニア世代では首に負担がかかるのはよくないのでやめました。
Amazonで次の商品を購入しました。
ネックストラップも付属していますが、ハンドストラップのみを使いました。
手首に通せる大きいストラップなのでシニアでも持ちやすい。
ガラスフィルムは特になんでもいいですが、
参考までに次のものを購入しました。
NIMASO ガラスフィルム iPhone SE 第2世代 用 iPhone8 7 6 6s 用
これの良いところは、ガイド枠が付属しているので、簡単にズレずにピッタリと張り付けられるところです。
ガラスフィルムも2枚付属しているのもいいですね。
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【まとめ】iPhoneはシニアにも最適!!
設定方法を解説!!
シニア(高齢者)世代に最適な携帯電話(スマホ)を検討した結果、
「iPhone」が最適で、その中でもホームボタンのある
「iPhone SE(第2世代)」を選びました!
デフォルトのままではシニア層が使いにくいので、文字やアイコンを大きくしたり、ショートカットを作成するなど
シニアに使いやすい設定方法を解説しました!
無線充電器を使ったり、大きめのストラップもシニアが使いやすくするには重要です!
同じように両親などのシニア世代にどんなスマホを渡すべきか、iPhoneの設定をどうすればよいか悩んでいるかたは参考にしてみてください!
iPhoneは、いろんな人が使えるように設定できるようになっている!
実はかなり万能!
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