ポタアンの老舗!FiiOからBluetoothアンプの
フラグシップ「BTR5」が登場!
FiiO Electronics(フィーオ・エレクトロニクス)が
Bluetoothレシーバー付のヘッドホンアンプ「BTR5」を
2020年1月28日に発売すると発表しました!
FiiO BTR5
FiiO(フィーオ)といえば、スマホとセットで使うヘッドホンアンプ(通称:ポタアン)や、デジタルオーディオプレーヤー(DAP)の専門のメーカーであり、新世代のオーディオマニアになら必ずと言っていいほど周知されているブランドです。
FiiOのポタアン「Q1 MarkⅡ」
FiiOのデジタルオーディオプレーヤー(DAP)「M11」
本機はスマホとBluetooth接続し、有線ヘッドホンを利用するのに特化した製品です。
ですので、次のような人におすすめです!
- いつも使っている、有線式のお気に入りのイヤホン/ヘッドホンを高音質なBluetooth接続にしたい
- Bluetooth接続での音質をもっとよくしたい
店頭予想価格も14,000円前後とポタアンとしては安く入門用にピッタリです。
この機器(BTR5)はなぜ必要?
有線のイヤホンの場合は、高級なプレイヤーを使うほど高音質化回路により、音質がよくなります。
しかし、Bluetooth接続の場合はこれらの回路を通さずにダイレクトにデータを飛ばし、受信側(イヤホン側)でD/A変換されるので、高級プレイヤーも格安スマホも音質に大きな差がでません。
BTR5は、受信したデータを高性能なDACチップで変換し、更に高音質化回路を通して音声がイヤホンに出力されます。
つまり、Bluetooth接続されたイヤホンをより高音質にしてくれるのです!!
そこで今回はBTR5の特徴や使用するメリットなどを中心にご紹介したいと思います。
有線イヤホンをBluetooth接続にできて、
さらに高音質にしてくれるから、
お気に入りのイヤホンの能力を
無線でも最高に引き出してくれるんだ!
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BTR5 のスペック
FiiO BTR5のスペックを、旧モデルのBTR3と比較しました!
項目 | BTR5 (新モデル) |
BTR3 (旧モデル) |
Bluetooth バージョン | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 4.2 |
音量調節 | スマートフォンの音量調節とは独立して音量調節可能 | 側面ボタン |
対応Bluetoothオーディオコーデック | SBC/AAC/aptX, aptX Low Latency/aptX HD/LDAC | AAC/SBC/aptX/aptX LL/ aptX HD/LDAC/LHDC |
Bluetoothチップ | CSR8675 | CSR8675 |
DACチップ | ES9218P (左右独立2基) | AK4376A |
送信距離 | 10m | 30m(オープンエリア) |
表示スクリーン | 有 | 無 |
ハンズフリー通話/その他 | 有 | 有 |
Siri(iOS)の起動 | 有 | 不明 |
NFC機能 | 有 | 有 |
ヘッドホン出力 | 3.5mmシングルエンド 2.5mmバランス |
3.5 mm ステレオミニジャック |
USBポート | Type C | Type C |
内蔵バッテリー容量 |
550mAh | 300 mAh |
連続使用時間 |
3.5mmシングルエンド:約9時間 2.5mmバランス:約7時間 |
約11時間(AAC再生時) |
充電時間 | 1.5時間 | 1.5時間 |
外形寸法 | 約72 x 32 x 11.1 mm (バッククリップを除く) |
約58 × 25 × 10.4mm (クリップ部を除く) |
重量 | 約43.7g | 約26 g |
最も大きく違うのはDACチップです。
BTR3が一世代前のAK4376Aを搭載しているのに対し、BTR5はDAC+アンプ統合型チップのES9218Pを左右独立して2基搭載されています!
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ポタアンにとってはCPUとも言えるパーツで、こちらが音質を大きく左右します。
ES9218Pは既に高評価を得ている最新のパーツであり、左右独立して搭載しているという点でポタアンマニアからすれば
「Bluetoothレシーバータイプのポタアンが新次元に突入した!」と思わせるハイスペックぶりです!
そのためBTR3からかなり音質が向上するでしょう。
ヘッドホン出力に関しても、BTR5は2.5mmバランス接続に対応可能です。
3.5mmのステレオミニジャック接続でも良いですが、2.5mmバランス接続すればかなり大きな出力に耐えられることでしょう。
本体上部に、3.5mmアンバランスと、2.5mmバランス接続端子がある
簡単に言えば、音を忠実に再現しつつ、高出力で豊かな音質を安定してキープし続けられるスグレモノです!
またBluetoothのバージョンが4.2から5.0にアップし、通信範囲は4倍、転送速度は2倍となっています!
ちなみにUSB端子も装備されているので、パソコンと繋げて音質アップすることも可能です。
従来モデルから、
めちゃくちゃスペックアップしてるじゃん!
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BTR5 の特徴
スマホの音質がどれくらい良くなるの?
どんなスマホを使っているかで音質は大きく変わりますが、殆どのスマホで共通しているのは、出力の低さです。
スマホは少しでもバッテリーが長持ちするようにオーディオに割く電力が控えめになっており、これが音質を軽くしてしまいます。
一方でBTR5のようなヘッドホンアンプを使えば、オーディオに多くの電力を割けるため、出力が大きくなり、音質が厚くふくよかになります!
更にBTR5は2019年後半に高評価を得ているハイエンドチップ「ES9218P」を2基搭載しているので、安定性はバッチリ!
32Ω負荷で220mW、300Ω負荷で7.6Vppまで耐えられるとの事なので、高級なヘッドホンを活かすことができます!!
せっかくのいいヘッドホン/イヤホンも、
スマホだと性能を発揮できないよ!
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USBDACとしても使える!
BTR5はUSBDACとしても優秀です。
USB接続用に高性能なXMOS製USBコントローラー「XUF208」を搭載し、パソコンなどに接続すればヘッドホンのパワーが格段にアップすることでしょう!
USBDACとして使用した場合は、32bit/384kHzまでのPCMとDSD256までのネイティブDSDの再生可能となっているので、かなり期待できます!
もう少しシンプルにいうと、持ち運び出来るタイプのPCは、あまりオーディオに力を入れておらず、出力も弱めです。
スマホより更に音質が劣るケースも少なくないため、ノートパソコンでBTR5を利用すれば格段に音質が良くなるかと思います!
PCにUSB接続すれば、
PCの音声を高音質にできる!
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マルチファンクション搭載!リモコンになる
BTR5はマルチファンクションボタンが搭載されており、再生/一時停止だけでなく通話の開始/停止操作が可能となります!
ペアリングもこのボタンひとつで可能なので、再ペアリングも超簡単ですし、スマートアシスタントも即起動できます。
さらに、スマホとは独立した音量調節が可能です。
スマホの音量って細かな調節ができないですよね。1段階上げるだけで、音が大きくなりすぎるというのはよくあることです。
BTR5は、スマホよりも細かく音量を調節できるので、自分の好みに合った音量で音楽を楽しめます!
BTR5を使えば、有線ヘッドホンも
手元で操作できるようになるから超便利!
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フィルター・イコライザー搭載
専用のFiiO Musicアプリをスマホにインストールすれば、デジタルフィルターやイコライザー機能が使用可能です!
チャンネルバランスなども設定できるので、細かく設定したい人も問題なし!
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マイク搭載+ノイズキャンセルで通話も快適!
BTR5は内蔵マイクを搭載していますが、ヘッドセットマイク(3.5㎜端子のCTIA規格)を認識すると、自動的にヘッドセット側のマイクを優先します。
そのため、マイクを切り替える必要はなく、シームレスに使えるのが特徴です。
また、cVc 8.0ノイズキャンセルテクノロジーを搭載しているので、通話中の音が聞き取りやすく、会話も快適に行なえます。
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BTR5 の価格
FiiO BTR5の発売日と価格は次の通りです。
- 発売日(予定):2020年1月28日(火)
- 店頭予想価格:14,000円前後
ポタアンは1万円前後がエントリープライスで、2~3万、4~5万と高価なものは天井知らずです。
ただBTR5のようにBluetoothレシーバー付きのタイプはそこまで多くなく、FiiOが展開する中でも本機はフラグシップモデルであり、同系統のなかでは間違いなくトップクラスの性能を体感できるはず!
搭載されているチップは既に高評価を得ているものばかりなので、発売日にゲットするのもありかもしれません。
性能がいい割に、価格もお手頃で、
コスパはいいんじゃない?
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【まとめ】Bluetoothレシーバー付きのポタアンにも新時代到来!BTR5に期待大!
Bluetoothを高音質にしてくれるアンプ
FiiO BTR5が発売されます!
- FiiOはポタアン専門の大人気ブランド
- Bluetoothレシーバー搭載型(Bluetoothアンプ)としてはフラグシップモデル
- DAC+アンプ統合型チップを左右独立して2基搭載
- USBDACとしても使える
- ポタアンとしては比較的購入しやすい価格帯
- 操作が簡単でポタアン初心者にもおすすめ
一昔前までは、「ポタアンを使うなら全て有線接続が当たり前!無線を使ったら音質が劣化する!」といわれていましたが、2019年度後半からブレイクスルーを果たし、チップが超優秀になりました。
特にFiiOはポタアンブランドとしての評価が非常に高く、スマホの音質を上げるにはピッタリ!
USBDACとしても使えるので、ノートパソコンの音質をアップするのにも使えるので一石二鳥です。
Bluetooth接続で、お気に入りのヘッドホンを
高音質で使いたいなら、BTR5 一択!!
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最近イヤホンを新調したのですが、14Ω感度93dBとそこそこのパワーが無いと、駆動できないイヤホンですが、手持ちのBTR3ではスマホもBTR3もMAXボリュームでようやく聴ける程度ですので、DAP+ポタンで使用しています。
このようなイヤホンですが、スマホ+BTR5の220mwで聴き倒せるものでしょうか。
ちなみにイヤホン仕様はfinalE5000+2.5平衡プラグです。
電波竿 様
コメントありがとうございます^^
お返事が遅くなり申し訳ありません。
正直なところ、私自身はポータブルオーディオにあまり詳しくありません、、、(最近、ちょっと機器がそろってきたところです)。
ですので、電波竿さまのご質問にお答えできません、、、。
ただ、私がレビューで使ったイヤホン(SIMGOT EM2)のスペックは、
インピーダンス:10Ω
ヘッドホン感度:101dB
であり、とてもじゃないですが、MAXボリュームなんてうるさくてできません。
少しでもご参考になればと思います。
よろしくお願いします^^
SORA
電波竿 様
追記です。
BTR5のレビュー記事はこちら↓ですのでご覧ください。
https://www.so-ra-no-i-ro.com/fiio-btr5_review
また、ソニーのヘッドホンMDR-1000Xを有線で聴いたときも、十分なボリュームで聴くことができました。
MAXにはうるさくてできません。
MDR-1000Xを有線で繋いだ時のスペックは次の通りです。
インピーダンス:14Ω(有線接続、POWER OFF時 1 kHzにて)
ヘッドホン感度:98dB/mW(有線接続、POWER OFF時 1kHzにて)
公式サイト:https://www.sony.jp/headphone/products/MDR-1000X/spec.html
ご参考になれば幸いです^^
SORA